悪いこと…ぜんぶ。 (ページ13)

今日:1 hit、昨日:12 hit、合計:31,632 hit

13 ページ13

小「俺、会長のこと送っていくから」

日「望がそこまですることないやろ！ただの生徒会の用事につき合ったくらいでさぁ」

私は小瀧くんのもう一個の腕を掴んだ

「デートです」

小・日「！？」

「今日はデートです！生徒会なんて関係ない！」

小「会長…？」

小瀧くんの声で我にかえり一気に恥ずかしくなって

掴んでいた腕を離した

「ごっごめんなさい！」

と言って走った

とりあえず、その場を離れたかった

小「会長！！」

小瀧くんは逃げる私を追いかけてきたが

私は逃げたくてひたすら走った

小「会長！待って！」

ごめんね…小瀧くん…

小「会長！待ってって！」

「っ…」

小「会長！………A！」

え…

私の思考を奪うには充分だった

人通りが少ない路地裏に連れてかれた

そして…今………

片腕は壁に押さえつけられている状態になって

もう一方はぎゅっと握られている

「はなして…っ」

小「嫌です……会長、さっきの何？」

回想『今日はデートです！』

「なんでもない…」

小「そんなわけあれへんやろ。言って…会長」

「やだ…言わない…」

小「A」

「や…やめて、呼ばないで…っ！小瀧くんに名前呼ばれると……おかしくなる…」

小「見せて」

と言って顎クイされそっぽ向いてた顔が

小瀧くんの方に向く

「や…っ」

小「俺のことばっかり考えてどうにかなりそうな顔… 嫌いって言うたくせにそんな顔してるんですか？」

小瀧くんこそどうしてそんな顔をしてんの

私のこと好きじゃないって言うてたのに

小瀧くんの手が腰に触れ下に移動していく

「っ？小瀧く…」

小「話さへんならこのまま下いきますよ」

「や…っ水曜日以外は手を出さないって…」

と言って小瀧くんの腕を掴んだ

小「服の上からしか触ってない…」

「そんな理屈っぽいことばっかり言って…！」

小「だったら！ちゃんと答えて」

ああ…もう…心臓破れそう…

「小瀧くんが…」