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流星先輩の連絡先どころか…
クラスすら知らないのに…
このままじゃ「俺のモノ」の真意も
わからないまま…！！
どーにか会う機会を作んなきゃ！
下駄箱から教室に向かう途中
「こ…こんなところで会えた…！」
廊下に流星先輩いた
制服の先輩めっちゃくちゃ新鮮
ってゆーか、チャンスだよね？
「流星せ…」
と声をかけようとしたが女子たちの声にかき消された
女「きゃー！やばい！！」
女「男バレ揃ってる〜」
はぁ…ダメか…
唯「男バレって校内でもこうやねんな」
「えっ！？本当！？」
うーん…考えないと…
「そうだ！」
【昼休み】
「前… 昼休みに自主練してるって言っとったのに」
いないか…
？「誰が？」
その声に後ろを振り返ると私が一番会いたかった人が後ろにいた
「わぁっ！りゅ、流星先輩！お…お久しぶりでふ…」
うわ…噛んじゃった…
流「相変わらずなリアクション芸人っぷりやね」
「え？げ、芸人！？」
流「うん、つーか…アンタなんでここにいんの？」
「えっ…と」
私ばっか会いたいと思ってたとか…
「へへ…」
私が困っているの察したのか急にわしゃわしゃと
撫でてきた
「えっ！？」
流「あー、やっぱ1日1回こうしないと落ち着かへんわ」
距離が近くて…やばい…
流「知っとる？動物を撫でると疲れが取れるんやって…インハイ前で練習量増えたからさ」
「や…やっぱり犬扱い…っ」
流「よしよし」
「い…1日1回撫でて…いいですよ？」
言ってやった…！犬扱いじゃなくて女の子として
意識してよ…
私は返事が返ってくるのが怖く目を閉じた
流「じゃあ、明日からこの時間に練習付き合って…ほなら、1日1回撫でれるかもね？」
「はっ…ははい！」
やったぁ…先輩との繋がりが出来ちゃった…！
なんて思ってたけど現実は…
流「やっぱ球拾いがあると楽やな」
「くっ…」
私が想像してた事とは違った…
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作者名：カルタ | 作成日時：2020年7月20日 10時
