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【保健室】
「いったぁ〜!」
先生「当たり前やろ、こんなに腫れてたら!
私が帰ってくるまで安静にしてなさい!
くれぐれも体育館に戻ろうなんてするんじゃないよ」
「え!?そんなぁ…」
流星先輩が心配してくれたのを喜んでまうとか
ウチのバカ… 試合止めちゃうところやったし…
けど……見たかったな…
「流星先輩…(ボソッ)」
?「何?」
その声を聞き後ろを振り返った
びっくりしすぎて椅子がひっくり返り後ろに倒れた
痛めた足に体重がかかった
「いった…(ボソッ)」
流「やっぱ痛かったんやん…つーか、バカ犬のくせにバレバレな嘘ついてんじゃねーよ」
「ごっごめんなさ…」
言おうとした言葉を流星先輩の行動で遮られた
私の頭をガシッと両手で押さえてきた
「ってゆーか、先輩…試合は!?」
流「勝ったけど?」
「は…はやすぎません!?」
頭をポンと軽く叩かれ
流「だって…ムカついたから」
「え?」
流「俺のモノ傷つけられて」
「お…俺の…って、ど…どーゆー意味ですか?」
流「さぁ…どーゆー意味やと思う?」
その長い指先で私の髪の毛を軽く触る
先輩はズルイ…こんなん期待しちゃう
「…っっっ///」
流「何、その間抜けな顔…可愛い」
と言いながら私の首に両手腕を回してきた
「かっ…かわっ!?」
流「犬みたいで(意地悪な顔してベロを出し)」
好きにならずにはいられへん!!
“ 俺のモノってどういう意味ですか?”
“さぁ…どういう意味やと思う?”
あの夢のようなひとときから
はや一週間…
小「なぁ、Aなんかあったん?
いつも変やけど…今日マジでやばくね?」
唯「そっとしといたげて」
いい感じに思えたあの日から流星先輩と
一週間会えてない…
唯「大丈夫?(コソッ)
気持ちは分かんで?インターハイ終わるまで
男バレの練習観覧禁止なんだもん」
流星先輩を好きって気づいた瞬間これって…
「神様の意地悪!」
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作者名:カルタ | 作成日時:2020年7月20日 10時