アンタをからかいたい (ページ2)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:20,969 hit

2 ページ2

そこの声に驚いて尻もちをついた

「いった…」

流「アンタ、何やってんの…」

と私の目線に合わせ腰を下ろした

藤井流星先輩！？

よりによって一番見られたくない人に…見られた。

「せ、先輩こそ！！」

流「自主練」

私はボールを拾い先輩に背を向けた

クイッと腕を掴まれ後ろから抱きつかれている感じになっている

流「つーか、いきなりフローターサーブは無理やろ、ど素人のアンタでもできるやつなら…」

えっ、ちょっ…近っ！！！

私は流星先輩に身を任せバレーボールを打った

え。できた…できた！！！

流星先輩の方に向き直し

「見ました！？私、もしかして隠れたバレーの才能とかあっちゃったり…」

流「調子乗りすぎ」

ガーンと心の中で思っていたのが顔に出てたのか

流「ぶっ笑笑」

流星先輩は笑っていた
　

「笑いました！？どーせ、変な顔ですよ…可愛くないですし愛嬌しかありませんよ…」

流「そんなん言ってへん」

はぁ……

流星「アンタの顔おもしろくて俺は好きやけど」

とめっちゃ笑顔で言われた

「え…」

流「なぁ…アンタ、また練習見にくれば？」

【放課後】

唯「A練習見に行かへんって言ってたのにどういう気の変わり様？」

「いや…その…なんと言いますか…」

後ろから髪の毛を軽く引っ張られた

「うわ！！って流星先輩！？」

流「ちゃんと来たじゃんってゆーか…初めて見た時から思ってたんやけどアンタ…」

「へ！？(ドキッ)」

流「うちの犬にそっくり」

「え？」

そして、流星先輩の後ろから

中「珍しい、流星が女の子に興味示すなんて」

流「うちの犬に似てるんす」

中「あ！本当だ」

と言って戻って行ったけど

私の方を振り返って舌を出し意地悪な顔をしていた

唯「ちょっとAいつの間に仲良くなったの」

「どーみたら仲良く見えんの！？」

でも、どうしてだろ…意地悪されるの。
全然嫌じゃない