【ヒロアカ】個性”怪異” (ページ44)

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怪異42 ページ44

『てか、寒っ…』

氷を出し続ける事によって怪異の召喚を防ぐ戦法……

『私は避け続けるだけだけど…轟君にとっては、キツイ持久戦なんじゃない？』

轟「ああ…。だが、以前のお前が召喚した奴らは全員、お前の影から出て来ていた。その影を無くせば良い」

『凄い洞察力…！凄い！って褒めたいけど、残念♡私、影が無くても呼び出せるから。ね、くねくね』

轟「?!」

ﾏｲｸ「"怪奇の背中から何か出てきたぞ?!"」

くね「ハイなのです。主(おも)には影からなのですが、空中とかになると主の身体から出てくるのです」

『怪異舐めんな。行くよ、くねくね！』

くね「ハイなのです！」

轟「(いずれ、限界は来るはずだ…。そこを狙えば…)」

『あ、言っておくの忘れてた。私、怪異出すのに上限はないの。つまり、キャパとかないの』

轟「……ヤベェな」

『ほんとそれ。化け物みたいでしょ』

くね「主……」

『大丈夫。くねくね、隙をついて崩壊しない程度に』

くね「ハイなのです！」

くねくねが向かうが……

くね「反射神経がヤバいのです……」

『あらら…』

くねくねは氷で封じられた……あの二人はかっちゃん用にしてるから無し
て事は……

『足でやるか』

轟「何を…、！」

轟君の顎を下から蹴り上げる

轟「いつの間に…！」

『これでも、元敵(ヴィラン)壊乱の娘。戦闘は習ってるっ！』

鳩尾を蹴る

轟「ガッ…！」

『まだまだァ！』

ﾏｲｸ「壊乱の娘だからかなのか、似てんな」

相澤「どこが」

ﾏｲｸ「顔の面立ちもそうだけどよ、戦い方も似てね？」

相澤「……言われてみればな」

ﾏｲｸ「だろォ？しかも、壊乱は親バカだしよ」

相澤「…意外な一面だな」

ﾏｲｸ「今だって、エンデヴァーさんと言い合いしてんだぜ？」

相澤「何やってんだよあの人ら……」

『ゼェ…。やるじゃん、轟君。流石、ヒーローの息子』

轟「意外としぶといな……」

『まぁね…』

轟「ッ……(なんだ？視界が…)」

『やっとかかった、か……』

轟「頭が……」

『それもそうだもんね。視界にくねくねが映ってるんだもん。くねくねは視界を合わせると精神が崩壊するの。てか、戦闘訓練で見せてたはずなんだけどなァ…』

轟「ッ……」

『その状態じゃ無理だよ。精神の崩壊……それがどういう意味をもたらすか分かってる？』

轟「…してやられたな。…降参だ」

ミッ「轟君降参！決勝進出怪奇さん!!」