私は虚偽と献身

新しい友達 ページ10

エリザベスside


貴「えっ〜と、君は？」

A様は私のほうを見た。
　
ｴﾘ「初めましてA様！私はリオネス王国第三王女、エリザベスです！」

貴「第三王女…エリザベス…あぁ！」

A様は少し驚いた声を出すと、私の両手を握った。




貴「エリザベス！大きくなったね！」







…え？

ｴﾘ「あ、あのA様。私、どこかでお会いしましたか？」

A様、すみません…

私が、そう言うと少し寂しそうな顔をしたが、また笑顔に戻った。


貴「あ、そっか！エリザベス、小さかったもんね！エリザベスは小さい頃私に会ってるのよ！
ほんとに大きくなったね！私の身長より…」

A様「身長」という言葉をつぶやき、少し落ち込んだ。

ｴﾘ「A様？」

私はA様の顔を見た。

すると、

貴「その様呼びと敬語禁止！もう、友達なんだから！」

ｴﾘ「は、はい！」

いきなり顔を上げて、そう言われたので私はびっくりして変な返事をしてしまった。

貴「よろしくね！エリザベス！」

A様はそう言いニコッと笑った。





ｴﾘ「…うん！よろしくね！」

こうして私はAとお友達になることができました！


ﾒﾘ「まぁ、落ち着いたことだし、祝杯といきますか！」

メリオダス様はそう言うと、全員分のジョッキを用意していた。

ﾊﾞﾝ「団長、1つ酒が多くねぇか？」

貴「私は子供じゃないから！こう見えて、3000歳以上なんだからね！」

3000歳以上…

全然見えません…

ﾊﾞﾝ「誰もお前のことだと言ってねぇのにな〜(ﾆﾔﾆﾔ)」

貴「！？///」

Aは恥ずかしそうだった。

ﾒﾘ「おいおい、バン、あんまりAをいじめるなよー」

メリオダス様はそう言いながらジョッキを渡していった。

ﾒﾘ「それじゃあ、A帰還に祝って〜」

全『かんぱーい！』

今日は楽しい夜になりそうです！

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