私は虚偽と献身

罪の過去　〈過去編〉 ページ32

Aside


これはちょっと前、私が虚偽の罪になったときのお話。





睡眠期にから目が覚めて、私はメリオダス探しに旅に出ていた。


貴「もう、疲れた〜」

メリオダスを探し続けて、約5時間。

そろそろ体力の限界だ。

そう思った私は、近くにあった森に降りた。

貴「ちょっとだけ休もうかな。」

睡眠期の後、体力や魔力はまだ完全には戻らない。

これでも頑張ったほうだ。

私は横になった。









ｶﾞｻｶﾞｻｯ


貴「ん〜？」

さっきから聞こえるうるさい音に目を覚ます。

貴「何事？」

私は茂みに隠れ、辺りを見る。

「おい、準備はできたかー？」

「あぁ、いつでもいいぞー！」

貴「(聖騎士？一体、こんな森の中で何をしているの？)」

私はかすかに聞こえる会話に耳を傾けた。

「でも、本当にこんなことしていいのですか？」

「仕方ねぇだろ。王国に税金を、一時間遅れて持ってきたんだぜ？ま、たかが、村の一部を破壊するだけだしいいだろ。」


貴「！？」

残虐な言葉が聞こえた。









たかが、村の一部を破壊するだけ？









税金を納めるのを、一時間遅れただけで？

　



それを当然のように言っている聖騎士たちが、許せなかった。









何が国を守る聖騎士だ。


「これより、西のルーグ村の一部を破壊する！同情などいらん！破壊しろ！」


『おおーー！！！』







ルーグ村…







王国から一番遠い村じゃない。

歩いたら、丸一日はかかるところにある。


しかも、人口も一番少なくて…


税金を納めるのも、大変だと思う。

それなのに、破壊するなんて…








私はルーグ村の人たちにこのことを伝えるために、村へ向かった。









破壊なんてさせるもんか。









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ルーグ村は私が、勝手に作った村です！


実在する村とかとは一切関係ありません！

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