【ヒロアカ】魔法使いさん、貴方最強ですか？！ 2 (ページ4)

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魔術が54回ページ4

風が吹く筈のない室内(？)で
爆風が吹いた

ﾄﾞｺﾞﾝｯ!

何かが壁にめり込む音

「かっちゃん！！！」

出久の声が遠くに聞こえる

「かっちゃん！！？」
今度は驚いた声だ
どうやら、勝己は無事だったようだな……良かった

「避っ、避けたの！？すごい…！」

「(何も…見えなかった…！)違げえよ黙れカス……鏡水！」

『ｶﾞﾊｯ……ｹﾞﾎｯ………俺、でなか、たら、死ん、でるぞ、加減、しろ』ﾎﾟﾀﾎﾟﾀｯ

口から血が滴る

「！？鏡ちゃん！！」
「明神少年！！なんて事を…！！」
「！！ｯ～～馬鹿野郎！！」

フラフラと身体が揺れる
今はサラマンダーとノームが支えてくれてるから
何とか立っていられるが
かなりの重傷なのかもしれない

「仲間を庇ったんだ
でもコッチだって仲間を救ける為さ、しかたないだろ？
さっきだってホラ、そこの…あー＿＿＿＿…」

「地味なやつ
あいつが俺に思いっ切り殴りかかろうとしたぜ？
他が為に振るう暴力は美談になるんだ
そうだろ？ヒーロー？」

「俺はな、オールマイト！
怒ってるんだ！同じ暴力がヒーローと敵(ヴィラン)でカテゴライズされ善し悪しが決まるこの世の中に！！」

「何が平和の象徴！！所詮、抑圧の為の暴力装置だおまえは！
暴力は暴力しか生まないのだと、おまえを殺すことで世に知らしめるのさ！」

「めちゃくちゃだな
そういう思想犯の眼は、静かに燃ゆるもの
自分が楽しみたいだけだろ嘘つきめ」

オールマイトがそう言い放つと

「バレるの、早…」

ニタリと笑いながらそう呟いた