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溢れる涙 ページ33
私は泣いていた。
ただ、ただ涙が溢れる。
なんてことをしたのだろう。
なんて、自分勝手な私。
こんな自分が、本当に嫌い。
ごめんなさい。
ごめんね、香織。
ひどいことして、ごめんなさい。
香織、佑一郎君ありがとう。
心配してくれて。
ありがとう、西島君。
一緒にいたいって言ってくれて、すごく嬉しい。
色々な感情が湧き上がってきて、涙がとまらない。
どの位の時間、そうしていたのか。
西島君はそれ以上は何も言わずに、ただ隣にいてくれた。
西島君に話してみよう。
彼なら、こんなどうしようもない私を受け止めてくれる。
そんな気がした。
本当の気持ち(side N)→←どうにかしたい(side N)
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作者名：さら | 作成日時：2018年10月29日 0時
