ちょっとしたお話(実話) (ページ1)

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一つ目ページ1

性同一性障がいという精神的な障がいを持っている僕は男の子のすることをする女の子です。簡単に言えば、男の子っぽい女の子なんです。
それ故なのか、LGBT……同性愛者です。
カウンセラーの方だけは信じられるのでその話をしています。

新任なのか、新しい先生が来た時に挨拶で、
『僕は、みんなの個性を大切にしたいです』
と言っていました。

その先生が校庭で男子と遊ぶ僕を見て、
『おっ！女子なのにサッカー上手いな！』
と言ってくれました。それは嬉しかったのですがそのあと、ふとその先生が
『でもさ、もっと女子らしくできないの？サッカーじゃなくてお絵描きとかさ』
と追加してきました。

お絵描きは大好きですがサッカーとか体を動かすことの方が好きな僕にとっては何を言いたいのかわかりませんでした。
その先生は毎日、僕らのサッカーに混じってきては同じようなセリフをいいます。

そして、嫌で校長先生に言いに行くことにしました(行動力はあるらしい)

校長先生に相談をすると校長先生が
『まぁ、あなたがもっと女子としての自覚を持って周りの女子と同じように過ごせばいいんじゃないかな……普通に女子として過ごせば……』
としか言ってくれませんでした。

あんなに個性を大切にって言ってた校長にそう言われて
口だけだなと思いました。

個性は大切にしたい。でも、飛び出てるのは邪魔だから消そう。

そういうふうな言葉にしか感じられず他人を信用出来なくなりました。