7色の後ろ側 8《赤》

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side 藤井

なんで眠とった所叩き起こされてこんなんせなあかんねん。
全員で変なパックしながら大富豪。

...そう思っとったはずなのにめちゃくちゃ楽しい。





「ね。早く。寄越して」

重「...っち」

「あれ？舌打ちした？大富豪様に舌打ちしたのこの大貧民。」

重「...ぐぁあ！めっちゃイラっとする...！」

「えー？1番強いのでこれ？
はぁ、使えないわー」

重「このっ...！」

「ん？何？とりあえず私の名前呼んでみよっか？」

重「...A」

「なに？Aなに？」

重「A様っ...！」

「はーい♡」

重「ぐぁあ！次絶対負かしたんねん！」



やってA、めっちゃしげの事煽るねん(笑)



藤「普段なんぼしげにストレス感じてんねん(笑)」

「とても、気分がいい」

神「(笑)」

望「A、濱ちゃんが俺も大貧民になって煽られたいって顔しとる」

濱「なんっっでバラすん！？」

中「当たってんのかい！(笑)」

美「神山がこつこつ順位上げてるの怖いよね」

神「次で脱平民や...」

桐「もんちの目が怖い(笑)」


こうなった経緯も聞いて、ほんま皆最初は眠そうにやっとったくせに今は目ギラついとるし。


中「流星どしたん？順番やで」

重「おいこら早出せや」


淳太としげにそんなん言われて。



藤「これが1番修学旅行感あるわ」


そう言うたら皆確かに言うて笑った。
ええメンバーとマネージャーに恵まれたわ。まじで。

ずっと皆でやってきたいなぁ、なんて俺らしくもない事思いながら俺はスペードの11をほって。









別に、関係ないねん。
ないねんけど。

俺がこんな柄にもない事思ったからなんかな、とか。
...そんなんいくら考えたって、答えなんて出るはずないんやけど。

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