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せっかく素敵すぎる誕生日だったのに、なんだか帰り道大毅はちょっとテンションが低くて。
疲れちゃったのかな？
途中の小さなパーキングエリアでソフトクリームを買って一息。
「ほら大毅くんソフトクリームだよー」
重「バカにしとんのか」
いつもならのってくれそうなふざけたノリにものってくれない。
「どうしたの本当に」
重「お前は余裕そうやなーと思って」
「何が？運転？」
自宅までの運転の事かと思ってそう聞いたらはぁ？って顔してこっちを見る。
とりあえずそうじゃない事だけはわかったわ。
それでもスプーンですくって差し出せば仏頂面でそれにかぶりつく。
うーん、わからない。
「言ってくれなきゃわからないよ」
重「...」
「だーいーきー？」
重「やって、次2人でこんなゆっくりできんのいつになるかわからへんやん。
もうちょい一緒におりたいとか、ならへんの？」
「...」
まさか。大毅からそんな言葉を聞くとは。
大毅って付き合ってからも自分の時間重視で、ずっと誰かと一緒が苦手だと思ってた。
重「...お前は随分余裕そうやな！」
そう言うと私からソフトクリームを奪い取って一人で残りを食べ尽くす。
私はまたアクセルを踏んで車を走らせた。
「あー、の。大毅？」
重「なんやねん」
「私だってそりゃ、大毅とゆっくり一緒に過ごす時間は欲しいよ」
重「ほーん」
うわ、全然響いてない。
「たださ、これは私の役得でしかないんだけど。
マネージャーって立場のお陰で恋人の顔見る機会はさ、他のカップルさんより多いと思うのね。
そりゃ同棲とかしてたら別だけど」
重「...ん」
「それに私はさ、アイドルってお仕事してる時のキラキラした大毅も見れるし、メンバーと一緒にふざけてる大毅も見れる訳で。
それはただの恋人って関係だけじゃ見れないもんじゃん。
だからね、2人でゆっくりする時間が少し少ないくらい頑張れるの。...普段は」
これは本当にそう思ってる。
だって、普通だったら仕事も別で、会うのだって週末くらいとか、私なんて元々平日休みだったから一哉とはそれすら難しかったし。
...ただ。
重「普段は？」
「生理の時はキツかった...。
いつもより気持ち下がるんだよね。
何でこんなに一緒にいれないのって内心ぐずってたよ(笑)」
重「は？そーなん？」
「うん。
家着いたら大毅が来てくれてて、すっごい嬉しかったもん」
重「...ほーけ」
ぶっきらぼうにそう言ってるけど、口元緩んでるの丸見えですよ、重岡さん。
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のら(プロフ) - chiiiiiさん» コメントとありがとうございます！受験...！大変な時期ですね！そんな時にも読んで頂けて嬉しいです。私もそんな話書きたい...(笑)このシリアスモードが落ち着いたら是非、書かせてください！ (2019年11月13日 20時) (
レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
chiiiii - この小説が受験勉強の癒しです！風邪っぴきしげちゃんの看病が見たいです！これからも頑張ってください！ (2019年11月7日 21時) (レス) id: f05db0f9cf (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - よしのさん» 作者の妄想話をそんな風に言って頂けて嬉しいです！お気遣いもありがとうございます、頑張ります！ (2019年11月1日 8時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - ゆんさん» コメントありがとうございます！キュンとして頂けて嬉しいですー！更新頑張りますね！ (2019年11月1日 8時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
よしの(プロフ) - すごく素敵な作品で、きっと完結しても何度か読み直すんだろうなと思っています！無理せずゆっくり頑張ってください＾＾ (2019年10月30日 20時) (レス) id: 20fd6cf58f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のら
| 作成日時：2019年10月18日 21時
