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お粥を温めながら美和に電話をかける。
美『はい、もしもし』
「もしもし」
美『お疲れ様、望どう？』
「熱出てます。37.6℃」
美『まじか、出る時もだいぶ顔赤かったんだよね』
「熱下がらなかったら明日病院行かせた方がいいかも」
美『午前は単独レコーディングだからキャンセルしたわ』
「本当？じゃあ私明日連れてくか」
美『でもA重岡の送迎でしょ』
「午後の収録に合わせて迎え行く予定なんだけど間に合わないかな？」
美『重岡自分の車使ってもらうか。ちょっと聞いてみるわ』
「ありがとう、お願いします」
中『A望の所いんのか？襲われんように気ぃつけなアカンで？』
「え、淳太くん？(笑)」
中『おん。ほんまに、女の子なんやから、な？』
ガサガサっと音がして男の人声...というか淳太くんの声が聞こえてきた。
「大丈夫だよ、本当にそんな元気もなさそうだから(笑)」
中『ほんならええわ。望にお大事にって伝えといてな』
通話を切って、お椀に温めたお粥を移す。
淳太くんは望よりまず私を心配してくれて、自分で言うのもおこがましい話だけど、最近とても可愛がってくれている気がする。
それは間違いなく美和の影響だと思うのだけれど。
...望の望くんと遭遇した事は黙っておこう。
「望、お粥温まったから食べて」
望「ありがとぉ」
望に声をかけるとのそのそ動き出してカウンターキッチンの椅子に座る。
望「レトルトなのに美味しそうやないかい」
「最近のレトルトすごいよね」
望「...Aた「食べさせません」
望が言いそうな事が容易に想像でてきすぐに言葉を返す。
むすっとした顔して私を見ると一度持ったレンゲを下ろす。
望「たーべーれーへーんー！うあーーー！！」
でた。ビックベビー。
「...せっかく頑張って作ったのに食べてくれないの？」
望「温めただけやん。」
「急にテンション戻すのやめて。」
望「www」
おいこら、元気か。
その後望は素直にお粥を食べてくれて、薬も飲んでくれて。
デザートにプリンまで平らげた。
ベットに戻った望の枕元に新しい水を用意しながら声をかける。
「何か元気になったね？」
望「好きな子が看病きてくれてんもん、元気も出るわ」
「美和が明日のレコーディングキャンセルしてるって」
望「無視せんで！」
「ふ(笑)
...それじゃ、私帰るから。明日また様子教えて」
望の頭をもう一度撫でて立ち上がろうとベットについた腕を掴まれ引っ張られる。
“襲われんように気ぃつけなアカンで？”
淳太くんに言われた言葉が頭に浮かんだ。
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のら(プロフ) - むむさん» ご指摘ありがとうございます。文字化け箇所訂正したのでご確認頂ければ幸いです。 (2019年10月15日 21時) (
レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - りすさん» コメントありがとうごさいます！いろんなパターンのイチャイチャ楽しんでもらえようがんばります！ (2019年10月15日 21時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
むむ(プロフ) - いつも楽しく拝見しております。41話が少し変なので確認してもらえませんか？ (2019年10月15日 13時) (レス) id: 82f8d80357 (このIDを非表示/違反報告)
りす(プロフ) - しげとのイチャイチャ見れるの楽しみにしてます(^ ^) (2019年10月13日 23時) (レス) id: 60f3cc52f9 (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - kittyさん» コメントありがとうございます！そしてそして、リクエストも...！作中そんな話も入れていきたいので、是非これからも覗いてみてください。 (2019年10月13日 12時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のら
| 作成日時：2019年10月3日 0時
