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しげが塗ってくれたネイルをすぐ流しちゃうのが嫌で、ジェルのトップコートを塗って。
気づいたしげが私を挟むように足を開いて座るもんだから、あまりの近さに顔をあげたらしげの唇が、触れた。
一瞬触れて、すぐ離れて。
ぼそっと何か呟いたと思ったらまた触れて。
しげが緊張してるのが唇越しに伝わって、私にも伝染する。
そう思ったのに。
だんだん深くなってくキスに、頭が追いつかない。
一瞬盗み見たしげの顔があまりに男らしくって。
繰り返される行為に呼吸が追いつかなくて。
重「...かわええ」
しげがそう言ったのがはっきり耳に届いた瞬間、ハッと我に帰って頭突きした。
「一回、ちゃんと、話を、しましょう...！」
この甘いムードについていけなくて。
咄嗟にでる行動も発言もかわいくなくて申し訳ない。
重「...お茶や」
「しかも熱いやつです」
重「(笑)」
急須で緑茶を淹れて、持ってくる。
なんか、その方が落ち着くかな、と。
ずず...なんて音立てて2人して飲んで。
はぁと一息つけば、ほら、やっぱり落ち着く。
そろっとしげ見たら、しげもこっちに気づいてにぃって笑って。
くそ、せっかく落ち着いたのにときめいてしまう。
重「あれやな、熊谷さんに言われたってやつ」
「うん」
この前注意された内容を伝えるとしげは真面目に聞いてくれた。
重「そんなん、早言うてくれたらよかったのに」
「それは私がマネとして図るべきものだと思ったから」
重「やけど、これからは2人の問題やん。な？」
「うん。そだね」
重「とりあえずそんな避けたりとかはないけどさ、距離感は気ぃつけるようにするわ」
「うん。私も他のメンバー含めその辺はもっと気を配ります」
重「あとはアレやな。
メンバーと、事務所への報告」
そう。これが一番の問題というか。
正直メンバーは反対しない気が、してる。
ただ、事務所がどう判断するのかが、わからない。
「...しげはどう思ってる？」
そしてこういう事にメンバー1敏感なのは間違いなくしげで。
そこはしげの気持ちを尊重したいというのが私の本音。
重「メンバーにはさ、言うた方がええよな。
そんな明日にでもとは言わんけど。
現実的に考えたら1番最初は美和さんと淳太やろ。
事務所への報告はそれこそ2人に報告してから判断した方がええと思う。
こういう事に関してもまぁ、先輩な訳やん？」
「私もそれでいいと思う。
あと...望には、ちゃんと言いたいな」
重「...せやな」
少し視線を下げた私に気づいたしげが、優しく頭に手を乗せた。
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のら(プロフ) - むむさん» ご指摘ありがとうございます。文字化け箇所訂正したのでご確認頂ければ幸いです。 (2019年10月15日 21時) (
レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - りすさん» コメントありがとうごさいます！いろんなパターンのイチャイチャ楽しんでもらえようがんばります！ (2019年10月15日 21時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
むむ(プロフ) - いつも楽しく拝見しております。41話が少し変なので確認してもらえませんか？ (2019年10月15日 13時) (レス) id: 82f8d80357 (このIDを非表示/違反報告)
りす(プロフ) - しげとのイチャイチャ見れるの楽しみにしてます(^ ^) (2019年10月13日 23時) (レス) id: 60f3cc52f9 (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - kittyさん» コメントありがとうございます！そしてそして、リクエストも...！作中そんな話も入れていきたいので、是非これからも覗いてみてください。 (2019年10月13日 12時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のら
| 作成日時：2019年10月3日 0時
