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side 重岡
小瀧の部屋入ったら、へらっと笑って待っとった。
何しにきたん？なんてワザとらしく聞いてきやがって。
重「Aどこやねん」
望「奥で寝とるよ」
小瀧に続いてリビング入ったら、Aがソファで寝とって。
写メじゃ気づかんかったけど、着てる服、小瀧のやんけ。
最悪な想像しかできひんくて、つい声が大きなる。
ほんならAも起きて。
小瀧はなんや飄々としとるし。
え、こんな必死になってんの俺だけなんか？
連れ出す時に小瀧の体調を心配するAを見て、あ。こいつ体調崩してるんやった。って。
ほんなら小瀧がちょっと顔歪めて。
そういや、目腫れとるやん。
...泣いたんか？
エレベーターに乗り込んだ所でAの腕を離す。
今更バツが悪くて足元見とったら、Aがほんまに不思議そうにこっち見てきた。
「あの、全然わからないんだけど。
何でしげここにいて、望に怒鳴ってたの？」
重「...怒鳴ってへんし」
「いや、怒鳴ってたでしょ」
重「アホ女の事迎えに来たんじゃ」
「え、は？」
重「自分の事好き好き言うてる男の家にあのまま泊まる気やったん？」
「いや、望寝たら帰ろうと思ってたよ」
重「寝てたやんけ」
「...結果的にはそうなりましたが」
Aの車の前で立ち止まる。
重「俺運転するわ。鍵かして」
「ここまでタクシー？」
重「おう」
あ、そう。ってやっぱり疑問があるみたいやけど、Aは素直に鍵を渡してきたからそれを受け取って車に乗り込む。
なんやもう、この車の運転も慣れたもんやわ。
重「何で小瀧の服着てんねん」
「え、」
Aが言葉に詰まって、俺はまた最悪な事想像する。
そんな俺の顔見て察したのか、Aが言葉を続けた。
「待って。しげが想像してるような事はないから。
...望が、その、泣いちゃって」
重「は？何で？」
「体調不良が過ぎて？」
重「嘘やろ」
「...。
まぁ、とにかく、私の服望の涙と鼻水で濡れちゃって。着替え貸してくれたの」
Aの言い方でそれ以上状況を伝える気はないのがわかったから、俺も聞くのをやめた。
「何で私が望の家いるの知ってたの」
重「美和さんが様子見に行かせるって言っとったし。
小瀧もこれから来る言うて。
...今日は帰さへんとか、言いよったから」
やから迎えにきた、なんて。
こんなん告白と変わらんのちゃう？
あかん。Aの顔見れへん。
「...あ、そう」
なんやねんその反応。
Aの方盗み見したら窓の方見とって。
やけど夜やし暗いから、反射して表情読めた。
なぁ、お前今めっちゃ照れてるやろ？
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のら(プロフ) - むむさん» ご指摘ありがとうございます。文字化け箇所訂正したのでご確認頂ければ幸いです。 (2019年10月15日 21時) (
レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - りすさん» コメントありがとうごさいます！いろんなパターンのイチャイチャ楽しんでもらえようがんばります！ (2019年10月15日 21時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
むむ(プロフ) - いつも楽しく拝見しております。41話が少し変なので確認してもらえませんか？ (2019年10月15日 13時) (レス) id: 82f8d80357 (このIDを非表示/違反報告)
りす(プロフ) - しげとのイチャイチャ見れるの楽しみにしてます(^ ^) (2019年10月13日 23時) (レス) id: 60f3cc52f9 (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - kittyさん» コメントありがとうございます！そしてそして、リクエストも...！作中そんな話も入れていきたいので、是非これからも覗いてみてください。 (2019年10月13日 12時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のら
| 作成日時：2019年10月3日 0時
