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side 重岡
朝起きて、すぐ隣に好きな女が寝てんねん。
めっちゃ幸せ。ほんまに。
ほんで何もせんかった俺の理性を褒め称えてやりたい。
やけど喜びきれへんのは、こいつが昨日元彼の事思って泣いてんのを見たからやろか。
Aの目元は赤くなっとって、触ったら眉間に皺寄せた。
「...ん...」
おい、一哉お前何してくれてんねん。
なんで他所の女に手ぇ出してん。
こいつが強がりなんもほんまは泣き虫なんも、ずっと一緒におったお前がわからんはずないやんけ。
「...あ？...しげ？」
重「おう。おはよ」
「おはよー...」
寝たままぐーっと腕を伸ばすAはめっちゃ無防備。
こいつたまに意識してんちゃうって思う反応するくせに、ちょいちょい無防備やねん。
今がばっといったら力づくでどうとでもなんで？
重「目ぇ腫れとる」
「うん、なんか重たいもん」
重「なんや冷やすもんあるかな」
ベットから出てアイシング用で買った氷嚢を取り出す。
Aに持ってたろと思ったらもうすぐ後ろについてきとった。
重「ん」
「んー、きもちぃ...」
目に当てるとされるがまま気持ち良さそうな声だしよる。
重「いや自分で持てや(笑)」
「うぁ。すんません(笑)」
楽しちゃったーなんて氷嚢受け取って。
こいつ寝起き緩いねんなぁ。
重「俺走ってくるけどお前どうする？家おる？」
「おる、おる」
重「寝ぼけてんなぁ(笑)
二日酔い大丈夫なん？」
「大丈夫。昨日水たくさん飲んだから」
重「ならええねんけど」
俺1人寝室戻ってジャージに着替える。
Aは水飲みながらソファで目ぇ冷やしとる。
玄関に向かうとそれに気づいてついてきた。
重「ほんなら俺行くで」
「はーい」
重「朝飯和食にしてな(笑)」
「はーい」
重「作るんけ！？」
「へ？自分で今言ったじゃん。
冷蔵庫とキッチン周り漁っていいんだよね？」
重「おう...」
冗談で言うたのに作る言うてくれて。
うせやん。そんな女子力お前あんの？
とりまポン酢で炒める女やん！
「運動後これがいいみたいなのあるの？」
重「いや、俺そこまで意識してへん」
「おけ」
重「ほんなら行ってくるわ」
「行ってらっしゃい」
重「...」
「何？なんか忘れ物？」
重「いや、なんもない」
「ん」
Aがひらひら手を振るのを見て玄関の扉を閉めた。
そのまましゃがみこんで頭をかく。
好きな女が俺のパジャマ着ていってらっしゃいやで？
ほんで帰ったら朝飯あんねんで？
重「これやばいな...」
誰にも聞こえんように、俺の本音が漏れた。
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のら(プロフ) - みいさん» わかりにくい事をしてしまいすみません。今後修正部分に関しては更新情報が乗らないように気をつけますね。 (2019年9月24日 23時) (
レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
popo - のらさん» ありがとうございます！ (2019年9月24日 19時) (レス) id: 1cd21b4234 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - そうなんですね。更新になってるので見ると前の方に話がもどっていたので…6の更新ではないなら、大丈夫です。頑張ってください。 (2019年9月24日 14時) (レス) id: 055b967b0d (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - みいさん» コメントありがとうございます。話戻ったりをちゃんと理解できてなくて、間違った回答でしたらすみません。昔の話を読み直して誤字脱字に気づいた所はその都度訂正してはいるのですが、そういう事で大丈夫でしょうか？それとも話の時系列についてでしょうか。 (2019年9月24日 13時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - いつも楽しく拝見してます。話もどったりしてますか？ (2019年9月24日 8時) (レス) id: 055b967b0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のら
| 作成日時：2019年9月4日 9時
