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一「え?は?え?まじ?」
一哉が私達を何度も交互に見る。
重「アイドルなんて、嘘で言わへんよ」
一「うわー!そりゃ見たことあるわけだ!」
重「嘘やん!自分全然気づかんかったやん!(笑)」
一「ただただイケメンだと思っちゃったからー」
個室がいいって言うから何でだろうとは思ったけどそういう事か、なんて言いながら頷いて納得してる一哉。
私はこの異様な空間にまだ違和感を感じつつ、しげが見せてくれた笑顔のおかげでだいぶ落ち着いてきた。
一「てかアイドルのマネージャーってどういうこと?しかもジャニーズって!」
「仕事辞めて暇してたタイミングで誘われて。
メンバー皆いい方達だし。楽しくやらせてもらってる」
一「そっかー、花屋さんも似合ってたからちょっと残念だけどなぁ。楽しくやれてるなら何よりだよ」
運ばれてきた炒飯を取り分けながら話す一哉を見て、あぁこういう気遣いができる人だったなってなんだか少し懐かしくなる。
一「そういうのはさ、俺みたいな部外者に言っちゃっていいもんなの?」
重「まぁダメやろな。やから誰にも言わんでな」
一「えぇ!重岡くん言い逃げじゃんそれ!」
重「やから、一哉が言わんかったらええ話やんか」
「しげ、一哉年上なんだから」
一「あ、いいよいいよ!別に仕事関係とかじゃないんだから!
俺もしげって呼んでいい?」
重「よっしゃ、敬語とか堅苦しいから苦手やねん。
しげでも何でも好きに呼んでや。
てか炒飯めっちゃ美味いねんけど!」
一「でしょ?あと酢豚も美味いからー食べて!
ほら、A酢豚好きっしょ?」
「ん」
なんだろう、想像よりずっとスムーズに会話できてる。
一「うわ、他のメンバーもイケメンじゃん!
てかこの人!何これハーフ?」
重「あー、流星な。がっつり純日本やで」
一「すっげー美形じゃん。
あれ、でもこれあれ。しげセンター率高くない?」
重「俺センターやもん」
一「すっげー!」
そしてこの2人の距離の縮まり方の早さよ。
しげ結構人見知りするのに心開くの早くない?
しげはてっきり私をフォローする為についてきたくれたのかと思ってたけど、めっちゃ普通に食事楽しんでるじゃん...(笑)
「一哉は相変わらずお仕事は同じ所?」
一「うん、支店異動とかはあるけどね。
それでこっちにも戻ってきて。
実は何度か花屋覗いたんだけど、見当たらなかったからさ」
「ごめん、連絡折り返さなくて」
一「全然!詳しくわからないけどさ、こういう仕事ってきっと時間不規則で大変なんだろ?」
気にすんなって笑う顔は昔の一哉と何も変わらなかった。
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のら(プロフ) - みいさん» わかりにくい事をしてしまいすみません。今後修正部分に関しては更新情報が乗らないように気をつけますね。 (2019年9月24日 23時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
popo - のらさん» ありがとうございます! (2019年9月24日 19時) (レス) id: 1cd21b4234 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - そうなんですね。更新になってるので見ると前の方に話がもどっていたので…6の更新ではないなら、大丈夫です。頑張ってください。 (2019年9月24日 14時) (レス) id: 055b967b0d (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - みいさん» コメントありがとうございます。話戻ったりをちゃんと理解できてなくて、間違った回答でしたらすみません。昔の話を読み直して誤字脱字に気づいた所はその都度訂正してはいるのですが、そういう事で大丈夫でしょうか?それとも話の時系列についてでしょうか。 (2019年9月24日 13時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - いつも楽しく拝見してます。話もどったりしてますか? (2019年9月24日 8時) (レス) id: 055b967b0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のら | 作成日時:2019年9月4日 9時