7色の後ろ側 5《赤》

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side 神山

しげが深刻な顔して言うもんやから、俺はつい笑ってもーて。
しげがびっくりした顔してこっちを見る。

やって、カッコ悪いってお前なぁ。



神「何今更カッコつけようとしてんねん。
俺らがさんざんここキメろ言うても笑顔しかせぇへん頑固者が(笑)
カッコつけんで青臭いのがしげの魅力ちゃうん？」

重「んなっ」

神「そもそもAと付き合えるからなんてわからんし、Aはアイドルが相手なんて無理って一刀両断するかもやし」

重「...」

神「ただ俺が言いたかったんは今後の2人の関係うんぬんやなくて、今のしげの気持ちを無理して無くす必要はないって事。
しげは望と違ってその辺意外と真面目やから(笑)」

重「意外ってなんやねん！笑)」

神「そのまんまじゃ！
無鉄砲ボーイが聞いて呆れるわ！」

重「上手いこと言うなやw」


しげはひとしきり笑うとヒーヒー言いながら酒を一口飲んだ。
グラスをコツンと鳴らしてテーブルに置く。


重「...神ちゃん、ありがとな」

神「おう。ええよ」

重「つかあいつ、元彼からも連絡きとるし。それこそ真面目やし。相手にされへん気するけど」

神「ロマンチック野郎な。のんちゃんも言うてたわ」

重「なぁ、なんなん？今日の神ちゃんなんなん？
めっちゃぶっ込んでくるな(笑)」

神「何がやねん(笑)
...おっしゃ、話終わったし帰るか！」


俺がコールボタン押したらしげが驚いた顔してこっちを見る。


重「まだ酒残っとるやん」

神「酒美味しくないんじゃー！(笑)」

重「無理させてごめんなw」


残りの酒はしげが男らしく飲んでくれましたわ(笑)






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すみません、作者ののらです。
45話が非表示状態になってしまい申し訳ありません。

改めて読み進めて頂ければ幸いです。

誤字脱字等も気付き次第訂正していきますので、
温かい目で見守っていてください。

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少しでもこの物語を通してお返しができますように...。


2019.09.02 のら

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