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side 重岡
俺、何であんないらん事言うたんやろ。
前に一回、俺の勘違いでAを責めた事があって。
Aは絶対気にしとって。
それがわかっとるから、ダサくて今更ええと思うなんて言えへんかった。
「もう着くよ」
重「うわ、寄り道してもまだ2時やん」
「道空いてたからねー」
いつの間にか山道が終わって、街中を進む。
真夜中やから車なんてろくに走っとらん。
重「あれやん！市場見えた！」
「ん、じゃあそこのパーキング入れちゃうね。
どうする？市場で朝ごはんって言っても7時とかじゃない？」
重「朝まで車で仮眠取ればええか」
「え、しげ狭いでしょ」
重「普段ロケ車やら新幹線で寝てんねんで？余裕や」
Aが器用にパーキングに車を停める。
「まじでこのまま寝る？」
重「お前キツい？」
「いや、私こそ余裕だけど...」
重「ほんならええやん」
俺がシートベルトを外して座席を倒して横になったのを確認したら、Aがサンシェードを取り出して広げた。
そんで、自分も座席を倒す。
「車でこんなちゃんと寝るの初なんだけど」
重「ほんま？」
「あ、タオルケット。一応」
そう言うたらタオルケットを俺にかけてくる。
重「俺はええからお前使えや」
「アイドル優先です」
重「ほんならもうちょいこっち来いや。横にしたら2人入るやろ」
「いいって..ぅわっ、ちょ」
俺に背向けてドアにくっつくように寝てるAのお腹に手を回してこっち側に引き寄せる。
俺もなるたけ中央側に体を寄せた。
ほれ、これならタオルケット横にしたら2人でもかけれるやん。
重「これでええわ」
ちゃんとお互いにタオルケットがかかってるのを確認して俺も背を向ける。
重「おやすみ」
「..おやすみ」
重「...」
あかん。
しばらくしたけど眠れへん。
どこでも寝れるこの重岡様がやで？
原因言うたらすぐ隣で寝息たてとるコイツなんやけど...。
狭い座席で器用に寝返りうってこっちを向いて寝とるAを見る。
重「一瞬で寝やがったな...(笑)」
仕事、疲れてたんかな。
俺が無理矢理連れてきた感じやしな。
それでも結構楽しんでると思ってたんやけど、それも俺が都合よくそう見えてるだけなんやろか。
重「おいブス」
デコ辺りを押すと眉間に皺寄せる。
重「何ぐっすり寝てんねん」
また押したら俺の指掴んでデコから離すとそのまま何事もない顔して寝だした。
その手を握る。
重「...アホ」
呑気な顔して握り返してきた手を見ながらぼそっと声が漏れた。
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のら(プロフ) - あかいろさん» コメントありがとうございます！引き続きどきどきして頂けるよう更新頑張ります！ (2019年8月31日 19時) (
レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - ゆんさん» コメントありがとうございます！WESTに囲まれたつもりで楽しんで頂ければ幸いです(笑)夢中で読んでくれたってすごく嬉しいです。更新がんばりますね！ (2019年8月31日 19時) (レス) id: 722c2a39b7 (このIDを非表示/違反報告)
あかいろ(プロフ) - 重岡との恋愛模様、すっごいドキドキします！更新頑張ってください。まってます (2019年8月30日 20時) (レス) id: 1c5ae8b913 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 気づいたら夢中で読んでました。私もジャニーズWESTに囲まれたい！と思いながらニヤニヤしちゃいます。これからも更新楽しみにしています！ (2019年8月30日 10時) (レス) id: 608ad1235e (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - お返事ありがとうございますー！一応小瀧推しではあるのですが、よだかやら色々見てシゲもとてもとても好きですww箱推しに近いので結末がどう転がっていっても楽しみながら読ませていただきます^^ww (2019年8月23日 10時) (レス) id: e651538918 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のら
| 作成日時：2019年8月13日 13時
