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side 小瀧
Aなかなか戻らんなーなんて言いいながら飯食ってたら、一人弁当いらん言うてた神ちゃんが探しに楽屋をでてった。
だいぶ元気になったけどまだ二日酔い引きずってんなぁ。
少しして戻ってきたA達はどうやら石田さんに絡まれたらしい。
美和さんにもしつこかったし、なんなんもう!
やから俺の女やー言うてたのに!
神「それは全然ええねんけど。
あれ俺がその場に居らんかったらまじで胸触る気やったやろ?」
重濱望「「「なんやて!?」」」
は!?何それ!
セクハラやんか!!
淳太も美和さんも完全キレとる。
この2人あれやねん、本気で怒らせたらヤバいタイプ。
普段しげにキレる淳太とか比じゃない。
俺らは箸をゆっくり止める。
Aも察したらしく顔真っ青になっとる。
重「触られた訳ちゃうんやろ?なら騒ぐ事ちゃうやん。
Aだって別に大事にしたい訳やないんやろ?」
しげが頭をわしゃわしゃ掻きながら言った。
たぶんしげなりのフォローのつもり。
「本当にその通りです!実際何もなかったし、神ちゃんが助けてくれたおかげで!
この後も収録だってあるし!」
Aも頭をぶんぶん縦に振ってしげに続いて慌てて言うて。
中「...はぁ。ま、そやな」
美「でももし何かされたら隠さずに言うんだよ?」
「はい、すみません...」
淳太ふっかい溜息ついて、美和もどうにか納得したらしい。
Aはしゅんて効果音がつきそうなくらい体ちっさくさせとる。
望「ちょ、Aは被害者なんやからそんな怖い顔せんでええやん!」
すかさず立ち上がってAの事を抱きしめる。
やって、Aかわいそうやん!
したら、Aが俺の服の裾をきゅっと握ってきた。
いつもなら絶対拒否られるのに、あまりの事で慌ててまう。
望「A!?え、いや、何!?」
「2人とも、本当に怖い...」
ぽそっと呟いたAの顔はほんまにビビっとって。
それで俺にもすがってきたらしい。
え、やばーい。めっちゃかわいい。
どうしよう。めっっちゃかわいい。
桐「わかる。ほんま2人顔やばいって。
Aちゃんが望に逃げるレベルてなかなかやで」
藤「神ちゃんも顔がジャックナイフ時代に戻ってんで(笑)」
神「それは言わんで!」
「ジャックナイフ?」
神「Aちゃんもそこ拾わんでええから!」
流星のおかげでだいぶ雰囲気和んだ。
重「そんで小瀧とAはいつまでくっついてんねん」
しげの余計な一言でAが俺からすぐさま離れたのは言うまでもない。
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作者名:のら | 作成日時:2019年6月12日 1時