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side 神山

リビングに戻ったらAちゃんと望がすぐに気づいてこっちを見た。


「神ちゃんこっち、隣座って」


言われた通り隣に座る。
Aちゃんが普通に話しかけてくれて、違和感を感じつつ安心してる自分がおって。


「効果あるからわからないけど、ちょっと顔のマッサージしよ」

神「え、そんなんできんの」

「適当だけどね、一応私も女なので。
コットンないから素手でだけど我慢してね」


そうすると化粧水を手に出し俺の顔に伸ばしてく。
ぱんぱんたたいてーと言われ、従う。
仕事柄こういうの慣れてるけど、顔のマッサージとかはやるとしてもメイクさんにお任せやしなぁ。


「はい、目閉じて」


とろっとした乳液を伸ばしながら、顔全体をぐいぐい伸ばされる。
Aちゃんの手冷たくて気持ちいわ。


望「神ちゃんめっちゃ気持ちよさそう!ええなぁ」

「それはどうかなー」


Aちゃんがそう言った次の瞬間


神「痛った!痛い!痛いなにこれ痛い!!」

「凝ってますねー(笑)」


おでこをぐりぐり押されたらとんでもなく痛い!
そのまま今度は頬骨の下を押してくる。


神「痛ぁぁ!!」


俺は目瞑ってるから見えへんけど、望が手叩きながら笑ってるのがわかる。


望「うっわ、そんな痛いん!?」

神「痛い何これめっちゃ痛い!」

望「今度濱ちゃんにやったろ(笑)」


その後も顔全体を摘んだり流したり。
たぶん10分もしとらんのだけど、最後首から肩にかけてぐぅぅっと押されたらすっきりするのが自分でもわかった。


望「お、いつもの神ちゃんや(笑)」

「あとはメイクさんのプロ技に頼りましょう」


鏡見せてもらうと確かに寝起きの時とは全然ちゃう。


「二日酔いの薬とオレンジジュース。一応飲んでおいてね」

神「ほんまにありがとう、迷惑かけてすんません」


仕事仲間として、謝る。
次の日の事も考えんと飲んでしまって、プロ失格や。


「車どうしよっか。
神ちゃんがいいなら事務所まで神ちゃんの車私が運転して、事務所で車乗り換えが一番帰り楽になるかと思ってるんだけど」

神「仕事終わり事務所から俺は自分の車で帰れるってことか。
ありがたいわ、そうしてもええ?」

「はい、そしたらそろそろ出ましょうか」

望「はーい。あ、俺トイレ行くー」


望がリビングを出て、Aちゃんと2人きり。


神「...昨日ごめんな」

「いいよ、気にしてない。
さっき痛めつけたのでチャラね(笑)」


気にしてないって言われて少し胸が痛なったけど、それよりも普通に笑ってくれるAちゃんみて安心して、それ以上何も言われへんかった。

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設定タグ:ジャニーズWEST , 小瀧望 , 神山智洋   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:のら | 作成日時:2019年6月12日 1時

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