印象 ページ7
side小瀧
「あの、狭いですよね、すみません」
望「気ぃつかわんといて下さい。むしろこっちのがご迷惑かけてしもて、すみません。」
とりあえず後ろに乗り込んだけど、この人何者なんやろ。
あ、美和さんに連絡しとかな。
スマホいじってたら前から声をかけられた。
「あ、のー...私AAって言います。
差し支えなければお名前教えて頂けると...」
んぇ?え、嘘やん。俺の名前も聞いとらんの?
そんな名前知らん奴迎えに来たんかこの人...
てか元々知ってるとかでもないんやなぁ、ちょっとショックやわ。
自分の名前伝えて、美和さんに何て言われたのか聞いたら、美和さん全然説明してへんし。
なんなら美和さんがマネージャーなんも知らんとか。
まぁジャニーズのマネージャーやってるとかよう言えへんやろなぁ。
でもほんまこれでようAさん来てくれたな。
事の経緯を話しながら運転してるAさんを覗き見する。
正直言うと、そんな可愛い感じではない。
ちっこくて、ちょっとぽちゃっとしとる。
いや全然太ってへんし、多分平均くらいなんやろうけど。
この業界におると可愛い人とか美人さんばっか見るし、ホンマに皆ほっそい。
美和さんはマネながら美人やし。
ザ•できる大人の女ってかんじ。
それに比べると、俺と歳変わらないそうなAさんは垢抜けない感じー。
いや、こんだけ助けてもらってこんなん言うのダメかもしれんけど。
口には出してないからセーフやろ。
あ、でもまつげ長くて綺麗やなぁ。
それに俺に気を使ってくれとるのがちょいちょいわか
る。
そういうのめっちゃ嬉しい。
俺Aさんと仲ようなりたいわ!
望「歳同じくらいやろー?
Aて呼んでもええやんな?
俺の事もな、のんちゃん♡て呼んでええよ!」
Aの顔を覗き込んでのんちゃんの甘えたフェイスを見せる。
伊達にジャニーズやってないっちゅーねん。
「小瀧さん、私、美和と同い年です。」
望「え!?嘘やろ!?!?」
全然そうは見えへんかった....
「小瀧さんの事は小瀧さんて呼びますし、私の事もAでお願いします。」
正面見ながら淡々とそう言うAさん。
あかーん。絶対地雷踏んだやーん。
「着いたら起こすので寝ててもいいですよ」
あああ、今絶対心のシャッター降りましたやん。
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作者名:のら | 作成日時:2019年4月24日 0時