7色の後ろ側《赤》 (ページ23)

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車内② ページ23

side 小瀧

望「なぁー、なんでAさんの車ダメなん？俺あれ乗ってきたんやしええやん」

皆で美和さんの車で移動中。
俺はAさんともっとちゃんと話したかってん。

美「アンタも重岡もうるさいからダメ」

重「はぁぁぁ！？俺うるさないし！！！！」

桐「お前もうわざとやろ！！(笑)」

神「てかAちゃん嫌やったんちゃう？
俺らとご飯行くの」

藤「え、なんで？ジャニーズとご飯行けるって女の子なら嬉しいもんちゃうの？」

桐「お前本気でそんなん言えるのスゴイよな...」

藤「？」

重「タダで美味い肉食えんねん、ええやろ」

車内は相変わらずガヤガヤうっさい。
神ちゃんAさん来るの嫌って言うてるけどそんな事あるんかなぁ。
まぁ確かにAさんて流星言うてるみたいにジャニーズだからってキャーキャー言うタイプとはちゃうやんな。

中「あのさ、話変わるけど。
愛梨の話なんでAちゃんの前で言うたん？
あれ言うたらあかんやつやろ」

美「あんだけ急に動いてもらったんだから本当の事言わなきゃ失礼っていうのと...」

美「今後の仕事、Aに手伝ってもらえないかなって思ってるんだよね。」

車内が一気に静かになった。
んえ？どうゆうこと？

中「は？それって愛梨の代わりにって事か？」

美「そ。どう？皆的に。」

桐「いやいや、そんなん急に言われてもなぁ...」

重「いや、無理やろ。アイツ俺等ん事好きちゃうやん。
そんな奴がええ仕事すると思えんし」

美「むしろアンタ等に過剰に好意を持ってる人に任せる方が良くないでしょ。淡白な方がいいのよ。
それに一緒にいれば皆の魅力は伝わると思うしさ」

藤「それ、本人に聞いてんの？」

美「んーん。聞いてない」

藤「たぶん嫌がるんちゃう？」

美「まぁね、最初は断ってくると思うから
あとは皆の説得次第かなって」

中「Aちゃんに手伝って欲しかったら俺らかも説得しろと」

美「そそ」

桐「いや、今回の件はホンマ助かったけどたまたまの事やろ？
そこまでAちゃん推す理由なんなん？
それ言うてもらわんとこっちに判断材料ないやん」

俺はてっきり冗談半分だと思ったんやけど、まじらしく本格的に話が進んでる。

Aさんがマネージャー...
なんや、めっちゃ厳しそうやな...