7色の後ろ側《赤》 (ページ21)

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これからページ21

望「なぁ、でもこれからどうするん？
しばらく美和さん1人でやってくて事やんな」

美「うん、そうなるね。
だから今まで以上に私なしで現場行ってもらうとか増えると思って」

神「まぁ、それは大丈夫やろ。
自分らで車の出せばええ話やしな」

藤「ライブ落ち着いた所やしな」

桐「ま、なんとでもなるやろ！皆で力合わせて頑張ろーや！」

「「「「おーーー！！！」」」」

望「なぁ、今日これで皆終わりやろ？飯食い行かへん？」

桐「お！ええやん！
なんや今皆団結してる感あるしな！行こうぜ！！」

重「ええなぁ！！淳太ごちそうさまですぅ」

中「なんでやねん！奢らへんわ！！アホか！！！」

濱「(パチパチパチパチ)」

藤「濱ちゃんなんの拍手なんそれ(笑)」

濱「きれいなツッコミやな思てな」

神「キレッキレやったからな(笑)」

桐「美和も行こうや！Aちゃんも来れる？」

美「A、美味しい肉と酒食わせてあげるから一緒行こ！今日は私が奢ります」

「「「「「よっしゃーーー！！！」」」」」

目の前で繰り広げられる会話にまったく入る余地がない。
ぽんぽんぽんぽんリズミカルにやり取りが繰り広げられて、どうやら私混みで食事に行く流れらしい。

え、私1人場違いじゃない？

桐「ここで出会ったのも何かの縁やからな。行きましょ。食いましょ」

中「うざいの7人ついてくるけど、間違いなく美味い店やからな、ほんま行っといた方がええよ」

私に気づいて2人が声をかけてくれた。

「あの、あと私車で...」

美「代行頼むから大丈夫！
よし、そうと決まればさっさと出るよ！！」

皆素晴らしい速さで荷物をまとめだした。
私も美和に肩を掴まれ間違いなく逃げれない。

ぱっと目があった重岡さんが白い歯を見せながらいたずらに笑って

重「逃げられへんな」

って。
あ、これがにこにこ天使ちゃんの笑顔なんですね。
ただ私には悪魔の笑顔にしか見えなかった。