◯◯ビル ページ9
駐車場に車を止めて2人で降りると、美和がすでに待っててくれた。
美「A！本当にありがとう！何も言わずに無理言ってごめんね！」
美和がぎゅーっと抱きついてくる。
相変わらずいい匂い。
「大丈夫だよ、暇を持て余したニートだから(笑)」
美和の背中に手を回してとんとん叩く。
美「他にも仕事のこととか、秘密にしててごめん...」
「特殊な仕事だもん。仕方ないよ。
気にしてないから大丈夫！」
美「A〜〜！！」
もう一度ぎゅっと抱きしめられる。
美「望もごめんね、不安にさせちゃって。
とりあえず早くメイクしてもらうから行くよ」
望「はーい！愛梨と連絡ついたん？」
美「大方話はついた。また後で皆に報告するから」
「私は美和にも会えたしもう帰っていい？」
望「えええええ！！！」
美「望うるさい！他のメンバーがお礼言いたいって言ってるから、よかったらちょっと一緒きてよ」
「そんなお礼言われるような事してないしな」
望「あかん！ちゃんとメンバーのお礼聞いたって！」
美「アンタが一番感謝しなさいよ」
望「めっちゃ感謝してるもーん！！」
足早に廊下を歩きながら器用に絡む2人を一歩後ろから追う。
美「望、そこ！メイクさんいるからやってもらって」
望「はーい！ほなね、Aさん後でな！勝手に帰らんといてな！」
そう言うと小瀧さんは美和に指定された部屋に入っていった。
閉まった扉ごしに、おはようございます！遅れてすみません！！と大きな声が聞こえる。
小瀧さん、元気だなぁ...
美「えらい、望に懐かれたみたいだね(笑)」
「誰にでも懐くタイプでしょ？いきなり名前で呼ぶとか言われて距離感どうなってんのかと思ったわ」
美「Aは苦手なタイプだよねー...(笑)
もしかしたら今から紹介する人達もAは苦手かもしれないけど、本当にいい子達だからさ」
「えぇーー...。本当に大した事してないしお礼とかいいのに」
美「そう言わずに、聞いてあげてよ(笑)
てか今日これで仕事終わるから、皆送った後でよければご飯行こ、奢らせて！」
「やった、仕事の事もちゃんと聞きたいしね(笑)」
「全て正直に話します(笑)。あ、ここ、控え室
ちょっと待ってて。」
ひとつの扉の前で立ち止まり、美和はノックを数回すると先に中に入っていった。
少しすると美和が中から顔をのぞかせ入っておいでと言われる。
「....失礼します」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 918人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のら
| 作成日時：2019年4月24日 0時
