花宮廚な俺の日々＜男主＞ (ページ37)

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後編（はいりきらなっかったの）ページ37

ー花宮ー

潰れた原を邪魔だと言わんばかりに押しのけAの隣に音をたてて座り込む

少し頬が赤くなってほろ酔いなのがわかる

そんな男の耳元で

Aのばーか、デレデレしてんじゃねえよ

なんて、言って

赤くなってるの酒のせいだと誤魔化す

俺も相当バカだな、なんて内心苦笑する

俺の目をまっすぐ見つめているコイツの瞳が綺麗だと

見とれていたら

「ザキ、悪いな。俺ら先に帰るわ」

何て言って山崎に金を渡す

花「え、ちょっ、A？！」

強引に腕を引かれて店を出た

花「おい！怒ってるのか？いきなりなんだ」

突然の事で頭が追いつかない

「え、いやいや怒ってないから！そーじゃなくて、えっと」

気まずそうに目を逸らす

花「じゃあ、なんで」

「真が不意打ちであんな事するからだよ、昨日はあんま話せなかったし今日だってココくるまでは俺がずっと仕事してたからさ」

手で口を覆うA

「その、さっきのグッときた」

相変わらず目は逸らしたままだ

続けてひとりごとの様にごにょごにょと言っている

「はあ、俺達、大人になっても変わんないな」

俺の首の後ろに腕をまわされ抱きしめられた

花「いいんじゃねえの、俺達はそれで」

俺達らしい、よな

「そーだな」

Aの手が俺の頭を優しく撫でてくれる

ずっとコイツといられますように、なんて

密かに、だけど

強く想ってしまうんだ

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ココでとりあえず区切らせて頂きます

短い番外編等は、希望やネタがまとまったらまた書いてみようと思ってます

長い間お待たせしてしまいすみませんでした

最後までおつきあいをして下さった皆様、ありがとうございます

他の作品でまたお会いしましょう