花宮廚な俺の日々＜男主＞ (ページ34)

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祭り（更新遅くなってすいません）ページ34

ーAー

時期的に言うと、「夏祭り」と言うよりは

秋祭りのようだ

９月１３日

お祭り2日目の夜

真「A、どうだ？」

俺の前クルッと回って、身につけている浴衣を見せる

「うん、すっごく似合ってる」

真「…..そーか」

返事としては素っ気ないが、満更でもない顔をしている

俺は、と言うと

実は浴衣を着ていない

真には着ろって言われたんだけどねー

まあ、仕事の資料集めの為でもあるので

浴衣が汚れるとアレだし

真「A、まだか？」

っと、待たせちゃってるみたいだ

「んー、今行く」

何て言うか、昔と変わらず

真は表に出してないつもりなんだろうけど

凄く、楽しそうだ

かわいいな～

真「A、チョコバナナって、カカオ100%のヤツあるかな？」

いや、そんなキラキラした目で言われても…

「ないと思うよ」

あ、落ち込んだ

「こ、今度家で作ろ？」

その提案でなんとかおちついた

真「わかった、約束だぞ」

それから、歩いてたら屋台が無い通りでて

人気の少なくなったその場所で

２人きりで、咲き誇る花火を見た

「また、来年もこよーな」

真「…..ああ」