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光黄Side ページ13
なんだか廊下がすごく騒がしい。
さっき出て行った二人に加えて、新しい足音があと二つほど聞こえてくる。
会長と副会長だろうか？
そうすると…
俺は、やっとずっと気になっていたあのマリアにあえるということになる。
彼は…
本当の彼は、いったいどんな人物なんだろうか？
本当に、みんなが言うような男なんだろうか？
それが自分の目でやっと確認できるんだ。
これ以上に嬉しいことはないはず。
だけど、会ってしまうのがなんだか怖い気もした。
だって…
想像の中のマリアと実物のマリアがかけ離れていたらちょっと嫌でしょ？
常に孤独で…
高嶺の花で…
美しくて、儚くて…
手の届かない。
そんな自分の中の彼のイメージが壊れるような気がして。
そんな虚しい願いが届くはずもなくて…
ガチャ))
生徒会室の扉が開いた。
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