神の気まぐれで転生させられたら文ストの世界に飛ばされた!? ３

最悪 ページ23

虐待が始まったのは5歳の時からだった。
虐待が始める前から俺は兄に階段から落とされたり、道路に突き出されたりして入院することが多かった。俺は二人の兄がいた。次男は糞みたいで長男は俺の事を可愛がってくれた。
5歳のころ入院して、退院すると次男や両親が

「長男が死んだのはお前のせいだ!」
「お前が生まれてこなければあの子は....!!!!」
「この忌み子!!呪い子!!兄ちゃんを返せ!!!」

『(知らんがな)』

両親は俺が居なければと言い、7つ上の次男は俺を忌み子や呪い子と言った。
どうやら自分を可愛がってくれた長男は俺の見舞いに何時も学校帰りに来ていたらしく、雨の日。長男は病院に行く途中、信号を無視した大型トラックに引かれて死んだらしい。其れを聞いて俺は思った。
「(.....それって信号無視した運転手が悪くね?突っかかってくんな糞共)」
と。俺はまぁ、この口悪教育まともにできない家族で育ったから4歳くらいから口が悪かった。
何年寝ていたのかも知らなかったから次男に聞くと
「4日。お前何時も４日で起きるんだよｗ別読みで死日ｗ矢っ張りお前忌み子だなｗ」
何時も４日と言われる。....反論するとまた入院しないといけなくなるから、何時もお礼を言ってどこかに行っている。

『へーそうなんだ！お兄ちゃんありがとー！(んな訳無いやろ黙っとけ糞野郎が。“４=死”って馬鹿かよ。脳内お花畑だなこりゃぁ)』

今思えばIQは俺に片寄っていたらしく、俺が９歳の時次男は難関高の受験に落ちた。当たり前だ。だって何時もテスト赤点だったのだから。



10歳になった頃。最悪が始まった。


『あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"!!!!』
「黙れ!!!!!灰牙家の恥め!!!」
『っ.....死ねよﾎﾞｿｯ』

家の地下室は拷問室になり、俺は椅子に縛り付けられていた。小学校？そんなもの行かせてもらえるわけがない。だって俺は産まれていない事になっていたのだから。戸籍登録されていなければ俺に人権はない。だから、家族もやりたい放題だったわけだ。

俺は地下室に閉じ込められ、熱した鉄の棒で体を突かれたり殴られたり水の中に顔を押さえつけられ窒息死しかけたり。色々だった。

救い手と言われれば救い手だろう。唯一親友と呼べる女の子が居た。その子は俺の生活を受け止めてくれて沢山楽しませてくれた。だが、ある時からその子は俺をイジめる様になった。何故かは知らない。だが、それが半年続いた時。最悪は加速した。

過去︰吐き気がするよ。最悪だ→←過去編の始まりでーす!!!!!....次回からだけど.....

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