神の気まぐれで転生させられたら文ストの世界に飛ばされた!? ２

ギルドギルド!!! ページ16

その後、書類仕事をしていると太宰から敦くんと俺に組合が懸賞金を賭けていたことを話した。
どうやら俺の記憶じゃ今日、フィッツジェラルドが社内に来る日だっただろう。俺は組合あんま好きじゃないね。ルーシーは好きだけどそれ以外は苦手だ。たしか、ヘリコプターを道路に止めて社長室で交渉に出たが対価が金でその交渉を社長は突っぱね、横浜異能力組織三社戦争が始まった。金なんざ貰っても嬉しくないんだよなぁ...だってゲームがある限り俺には大量に金が入ってくるんだから
ゲーム会社に色々やってるからね
うふふ

ナオミ「なんなんですの!?あの金金髪野郎!」

そう思っている内にナオミちゃんが帰って来た。ちょっと待てマズい。マズいな

『やっべ、賢治くん!!一寸俺見てきます!』
太宰「え、一寸どこに...」

ﾊﾞﾝｯｯ
勢い良く扉を締めて事務所を飛び出した。危ないんだ!ルーシーの異能力は拘束に特化している。だから賢治くんはそこでアンに敗れる!だからせめてこの事実が記憶から消される前に目撃しておかないと!じゃないと賢治くんは行方不明って事になってしまう!
あぁ、良かった...ギリギリエレベーターが付く前だった...
そう思っていると組合メンバーがエレベーターより早く降りたことに驚いたようで目を丸くしていた

『賢治くんを何処へやった...!』

フランス「おぉ、この会社の社員でありながら私が懸賞金を掛けている内の一人じゃないか!名前が...じい？」

『誰がジジイじゃ責めてババアにしろ』
フランス「それは悪かったな。少女よ。じおか？」

『時止だ』

フランス「おぉ!!時止!!素晴らしい名前だ!!それでミス時止私達になんのようかな？」

ニコニコしながら云ってくるもんだから少し罪役感が...湧くわけねえだろ脳内お花畑か

『うん。一番初めに言ったけど覚えてなかったみたいだからもう一度言ってあげるよ。
宮沢賢治を何処へやった？』

フランス「あぁ!!麦わら帽子の彼か!!それなら......ルーシー」

ルーシー「分かりました
うふふ♪そんなに会いたいなら同じ所にご案内してあげるわ」

異能力を発動した。本来なら俺は"アンの部屋"に引きずり込まれているはずだがそれは無かった。
時空間を切断して自分には異能力が通用しないようにしている。それはもう誰も傷が付けられない段階に至っていた。

ルーシー「何故?何故私の異能力が効かないの!?」

その瞬間組合メンバー達の空気が驚きに包まれた。

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