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えぇ…捕まったらドリルかぁ…
どうしよう。このままだとたぶん30分もたずに泥棒が全滅しちゃう。烏間先生もすごく本気だし…
すると、何か思いついたのか、岡島君が殺せんせーの肩を叩く。
目を凝らして岡島君が手渡しているのをよく見てみる…
『(お、女の下着写真…！！)』
そして岡島君達をタッチして無事救出することができた。
そんな感じで殺せんせーは賄賂やサボリで捕まえた泥棒を取り逃がし続けることになる。烏間先生も本気でキレているようだった。
「
「やっぱ合わないね〜あの2人は」
全員が一回は捕まっては救出されているけど、捕まった時に殺せんせーにアドバイスをもらったこともあって烏間先生から見つかりにくくなった気がする。
烏間先生は私達の残した痕跡を追跡しているはずだから、足跡や植物の乱れに注意して逃げればいいって。その上で習ったフリーランニングの縦移動や枝移動、ロングジャンプを駆使すれば、危険な動きをしない範囲でも格段に追跡を困難にできるって教えてもらった。
〈タイムアップ！！全員逮捕ならず、泥棒側の勝ち！！〉
結局私は途中でまた捕まって時間切れまでドリルをやってたけど…
1分間ずっとプールの底にいる生徒達は殺せんせーだけでは捕まえられなかった。
「…なんかフシギ〜。息が合わない2人なのに、教える時だけすっごい連携して取れてるよね」
「当然です。我々は2人とも教師ですから。目の前に生徒がいたら伸ばしたくなる。それが教師みんなの本能ですから」
「立派な事言いやがって汚職警官が。泥棒の方が向いてんじゃねーのか？」
「にゅやッ何を言います聖職者に向かって！！この先生が泥棒なんてするはずが…」
教師2人を出し抜くことができて、泥棒側の勝利が決まり、私達はケーキを食べることができる事に喜んだ。
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作者名：野乃梅 | 作成日時：2023年7月30日 0時
