三日月とフラワー(2)【暗殺教室】 (ページ47)

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番外編②-2 ページ47

「重森って神崎とほんとに仲良いよな。どこ行くにしろいつも一緒にいるイメージあるよ」

『そういえばそうかも…物心ついた頃には隣にいつも有希子ちゃんがいたよ。磯貝君も、いつも前原君と一緒にいるイメージあるよ』

「俺も小さい頃から前原とよく一緒にいたよ」

『へぇ、幼馴染なんだ。なんていうか…お揃いだね、私達』

「お揃い？あはは」

一緒にいてドキドキしないっていうわけではないけど、ドキドキする以上に安心します。

でも、たまにだけど磯貝君に対してすごくドキドキすることがあって…
この間殺せんせーの理科の実験用具の片付けを磯貝君と手伝って、放課後2人で一緒に帰ったことがあったんだけど…

　

　

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「夏だから夜暗くなるのも遅くなったな」

『うん、夕日もすごく綺麗だね』

「そうだな」

もうすぐ沈みそうで、すこしオレンジがかった夕日を見ながら歩いていると、

「危ない」

後ろから来た車から守るように手を引いてくれた時があった。

「ご、ごめん」

『は、はなしちゃダメ』

「ハ、ハイッ」

なんでか私は磯貝君に手を離してほしくなくて、突発的にそう言ってしまった自分に対してなんでこんなこと言ったんだろうと思ったし、2人で両手を握り合ってるこの状況はなんなんだろうと思っていました。

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それでも、自分ではどうしたら良いのかわからないトキメキにすごく幸せを感じています。

こんなふうに私の毎日はとても平凡で、
(今は殺せんせーを暗殺しなければいけないから平凡とはかけ離れている)
その中でもほんの少しのドラマはあります。

「あの2人、どちらも片想い状態だと思い込んでいますもんねぇ、とっとと付き合って欲しいものなんですが」

「まぁそうだけど…人の恋愛事情メモってるからどのみち迂闊に恋愛できないんじゃ…」

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※「彼氏彼女の事情」のりかちゃんライフを参考にさせていただきました。