三日月とフラワー(2)【暗殺教室】 (ページ46)

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番外編②-1　私の生活ページ46

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私は重森佳奈。椚ヶ丘中学校の3年E組の生徒です。

趣味は裁縫、好きな食べ物はチョコレート、将来何をしたいかはまだ決まっていません。

特別目立つようなこともないし、普通に暮らしています。
(目立ちはしないけど陰ではめちゃくちゃモテてる人)

この番外編では、私の生活について紹介します。

まず私の家は「しげもり花店」という、読めばわかる通りお花屋さんです。

『バケツの水換え終わったよ』

「ありがとう、いつも悪いわね」

母が学生時代に華道部に所属していたらしく、活動を続けるうちに花に触れる仕事がしたいと思うようになり始めたお店だそうです。

「ママ、俺のネクタイ知らないか？」

「あら、タンスの中に昨日入れたはずなんだけど…」

ちなみに父は会社員をしています。小さい頃に父と家の中で鬼ごっこをしていたのですが、父が走った勢いで上枠におでこをぶつけてとても痛がっていたのは今でも覚えています。

「佳奈、あそこの店の新作のケーキ買ったんだけど、食べる？」

『食べる！！』

2歳上の姉は甘い物が好きで、バイトで稼いできたお金でよくスイーツを買ってきますが最近は体重をよく気にしています。

家庭内はとても穏やかです。
私がE組に落ちてしまった時はそんな家庭内が気まずいものになってしまうのではないかと心配していましたが、前のクラスにいた頃よりE組にいる私の方が活き活きしていて嬉しいと言ってくれています。

「佳奈ちゃんおはよう」

『おはよう有希子ちゃん』

登校や下校をする時は、幼馴染の有希子ちゃんと一緒です。

清楚な雰囲気でおしとやかな有希子ちゃんはクラスのマドンナ的存在で人気者。私が知ってる限り杉野君にとても好かれています。

渚君、赤羽君、杉野君、カエデちゃん、愛美ちゃん。
この4人は修学旅行で同じ班だったクラスメイト。修学旅行以来、このメンバーとよく教室でも会話するようになりました。

そして…

「あ、重森。英語の宿題のノートなんだけどさ、提出できるか？」

『それがね、わからない問題があってそこだけ全然書けてないの』

「もしかして問4のやつ？」

『うん』

磯貝君は成績も運動神経も抜群で、皆から頼りにされている頼れるクラスのリーダー。

私によく話しかけてくれるいい人だと思ってたんだけど…

最近、自分の気持ちに気づいて磯貝君への恋心が本人や周囲にバレないように隠している日々です。