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好きな子が部屋にいるだけで、
こんなにもドキドキするし、
もっとちゃんと部屋
綺麗にしておくんだった。
キッチンでお粥を作りながら、
そんなことを考えていた。
マネージャーに今日は特別って、
部屋に上げる許可ももらったし。
撮影のときからフラフラしてて、
ずっと心配はしてたけど
まさか倒れちゃうとは思ってなくて。
「Aちゃん…？」
30分後、作りたてのお粥を持って
寝室に入っていくと、
すやすや寝息を立てて眠ってる。
起こさない方がいいと思って、
ベッドサイドにお粥を置いて出ようとすると
「け、んと、さん…？」
ちっちゃなちっちゃな声がして、
それだけなのに心臓がうるさい。
『ごめん、起こしちゃった？』
慌ててベッドへ戻ると、
熱で潤んだ瞳が俺をじっと見つめた。
「ううん、」
上目遣いで、真っ赤な顔で、
そんな可愛い顔しないで。
『…っ、これ、今食べれる？』
蓋を開けると、
こくん、と頷くから、
俺もベッドに腰掛けて
起き上がるのを手伝う。
触れた肩も背中もまだ熱い。
背中を支えてもたれさせてあげると、
ぼんやり虚ろな色っぽい目が
俺を見上げていて。
高鳴る心臓に気付かないふりをして
スプーンを手渡す。
『食べれる？』
覗き込んで聞くと、
力なく首を振るから、
スプーンにお粥を乗せて、
冷ましてから口に運んだ。
パクッとお粥を食べるAちゃんは、
本当に無防備で、
それがどうしようもなく可愛くて。
「美味し、です…」
か細い声でさえ愛しくて。
俺は本当にこの子が好きだって、
色んな一面を知るたびに思い知らされる。
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KANTO LOVE - ケンティーが、まさか他の女の子と!!自分まで嫉妬したw (2019年3月30日 14時) (
レス) id: 367f723e61 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 気になる… (2019年3月19日 21時) (レス) id: 29a6e26902 (このIDを非表示/違反報告)
そる(プロフ) - この先の話を自分で勝手にこうなるのかな？いや、そうじゃなくてこうなるな。（語彙力）だとか妄想してますwこのお話の続きが気になるので更新待ってます！ (2019年3月1日 22時) (レス) id: 3499da60d4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱ - 続き待ってます。 (2018年4月5日 0時) (レス) id: 3f46e88231 (このIDを非表示/違反報告)
Ayano(プロフ) - このお話とても好きです！続き気になります！！更新できればして欲しいです...。 (2018年3月30日 21時) (レス) id: 6847e2e2ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：希
| 作成日時：2016年8月19日 11時
