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urata side
「お邪魔します」
ぺこりと頭を下げてからそう言った春樹くんを見て、あぁ、いい子なんだなと改めて思った。
寝ていた志麻と坂田をたたき起こして全員で出迎える。
「突然すいません。おねーちゃ、いや、姉が急に仕事になってしまって」
「いや、大丈夫だよ。逆に春樹くんは俺らで大丈夫？ほぼ初対面だし...」
そう言うと、春樹くんはきょとんとしてから「...聞いてないんですか？」と首を傾げた。
「何を？」
「あ、僕...皆さんのファンなんです」
「ホンマに！？」
坂田が嬉しそうに目をキラキラさせると、春樹くんは少し照れたように笑った。
その顔はちょっとAに似ている。
「ちなみに誰推しなん？」
「坂田さんです！」
「やったー！！」
なんか、悔しい。
よく見れば春樹くんの荷物や服装には所々赤が入っていた。
「でも、前会った時よくさかたんに幻滅せんかったなぁ」
敵対心剥き出しやったやん。
あの彼氏疑惑の時に坂田はいちばん殺気立っていた。
普通なら嫌いになる。
「ビックリしましたけど...、姉が大切にされてるんだなって思ってちょっと嬉しかったです」
おねーちゃんがいちばん辛い時、僕は小さくて何も出来なかったから。
今、周りの人達に大切にしてもらってるのが分かって嬉しいんです。
「.....っく、」
「...まーしぃ、涙腺弱すぎじゃね？」
「やって...春樹くんめっっちゃええ子やん...！」
(確かに)
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白猫(プロフ) - とても面白かったです！これからも更新頑張ってください！ (2019年12月22日 23時) (
レス) id: 84c6b64b23 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - とてもよかったです！その後話がもっと欲しい！あわよくば誰かと結ばれてほしい！けどそれは難しいか… (2019年10月22日 23時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
しゅん - 更新最近無くて心配です、、、。大丈夫ですか？ (2019年8月17日 11時) (レス) id: d06adecc91 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - リクエストを書いて下さりありがとうございます！凄く良かったです(^^)これからも更新頑張って下さい！ (2019年5月29日 22時) (レス) id: 38fa8cf13e (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - うらたんorさかたんENDがいいなぁ(( (2019年5月26日 12時) (レス) id: 28e750a0f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろまゆこ | 作成日時：2019年5月2日 17時
