絶対なんて、この世にない。-2- (ページ5)

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-5- youside ページ5

EH「なんでそんな酔うまで飲んだんだよ」

『わかんない。飲みたくなったの』

EH「寂しかったか？辛かった？」

『そんなんじゃないよ』

EH「俺とドンへ間違えるくらい、ドンへに会いたかったか？」

『違うよ、酔っただけ』

EH「本当に違う？」

だって、ドンへだと思ったんだもん。
私が酔ったときは、ずっとそばにいてくれたんだもん。
大丈夫？って、背中さすりながら心配してくれたんだもん。
私が寝ちゃうと一晩そばにいて、目が覚めると「起きた？」って、優しい声で笑って見つめてくれてたんだもん。
だから、ドンへって勘違いしただけで…、

EH「電話でドンへのことを呼んだのは酔ってたからか？」

『…酔ってたからだよ』

平気なはずなの。
だって仕事だって支障ないし、食欲だってむしろ増してるんだから、平気だよ。
ドンへなんかいなくたって、全然平気。全然。ホント。

EH「いつまで強がってんだよ。素直になれ、バカ」

バカなんて言わないでよ。
平気だって言ってるでしょ。
こんなやりとり、何回したかな。
その度ドンへが笑いながら私たちのやりとり見てたっけ。
あぁもう、ドンへのことばっかり頭に浮かんでくる。
ドンへ、ヒョクに何か言ってやってよ。
Aに謝れーって、いつもみたいに言ってやってよ。

『…うっさい…、』

会いたいよドンへ

好きだよ、やっぱり好き

ドンへがいないと辛いよ