絶対なんて、この世にない。-2- (ページ3)

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-3- youside ページ3

ドンへとサヨナラして、2週間。
何も変わったことはない。
メールは私からしかしなかったし、電話だって私から。
ドンへから連絡してくることはなかったから、何も変わらない。
……何も変わらないなんてね。

カタカタとパソコンで資料を作りながら日々仕事をこなしていく。
けどずっと頭の片隅でチラチラとヒョクの言葉がちらついてる。

－－－俺とドンへでだいぶ違うだろ

そりゃあ恋人と友達だから、多少の違いはあるよ。
けど、そういうことじゃなさそうな言い方だった。
無意識に、ドンへとヒョクに対して違う態度をとってたの？

『はぁ…、すこし休憩…』

パソコン用のメガネを外し、うーんと背を伸ばした。
ドンへがいなくても仕事に影響もないし、食欲だって落ちてない。むしろ前より食べてる。
あんなに泣いたはずなのに、案外平気そうな自分の心。
なんの未練もないの？
ドンへのこと、もう好きでも何でもないってことかな。
結局ヒョクに不評だったメイクもやめて模索中。
やっぱりあのメイクの方がいいのかな。
恋愛しなくなった途端、自分のいい加減さにほとほと呆れる。
ジムもやめてメイクも適当、体型気にせず食べたいもの食べて、、
ほんの数日で2キロも太っちゃった。

『あぁ…お腹すいたなぁ』

デスクに置いていたお菓子に手を伸ばす。
ドンへがいないと、ズボラだなぁ。