SJ...Sweet story... (ページ40)

今日:11 hit、昨日:14 hit、合計:84,780 hit

-2- ページ40

「次はどこ行こっか？」

『どこでもいい^^ ウニョクといれるだけで楽しいし幸せだもん^^』

「俺だってそうだよ～^^」

次のデートの話をしながら歩き、もうすぐ家、というところまで来た時。
子供の頃よく遊んだ公園が目に入った。

『公園なんて小学校以来行ってな－－－』

「、なになに、どうし－－－」

言いかけて固まった私の視線の先をウニョクも見て、
そして私と同じように固まった。
公園には2人の男女がいて、ベンチに座りながらお互いの体に手を回してキスをしていた。
その場面を、私とウニョクはバッチリ見てしまったのだ。

『……//』

「…//」

中々長い時間キスしてたそのカップルは私たちの視線に気付くことなく、その後も密着しながらイチャイチャしている。

「見ちゃった、ね…」

『うん…//』

そろっと視線をずらし、また歩き始めた。
あんなのを見てしまったからか、会話もなくとぼとぼと。
ちら、っとウニョクを見ても何だか落ち着きがない。
どうして人のキスを見ると少し照れ臭くなるんだろう。
みんなしてることなのに。
家の前に着き、歩みを止める。
繋いでた手を離すのが惜しくて繋いだままウニョクを見ると、ウニョクと目が合う。
何度見てもドキドキする。

「俺らも、する？」

『え…？』

「キス」

唐突に言われた、キスのお誘い。
さっきの見て、触発されちゃった？
もしそうなら、偶然だね。
私も、キスしたいと思ってたの。