SJ...Sweet story... (ページ30)

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マンネリ練り練り YS ページ30

「じゃ、帰る？」

『うん、そだねー』

お決まりのデート。
昼に会ってご飯して、買い物してカフェで話して映画を見て晩御飯食べて終わり。
映画を見ない日はずっとカフェで何時間もいて会話もあんまりなくて。
いつもと同じデートで、私も彼も、落ち着いたというかドキドキ感やワクワク感がない。
最初は念入りに選んでた服装も最近は適当に選んで、会話と言ってもお互いスマホいじりながらとかで。
そう、マンネリってやつ。
会話も「ふーん」とか『そっかぁ』とかで、相手に興味がないわけではないけど流して聴いてるのがわかるし自覚してる。

『何とかしないとなぁ』

このままずっとこのままなんて嫌だし、他の女の人を好きになっちゃったら…
倦怠期にありがちだって友達が言ってたし…
やだやだ、それだけは耐えれない。

家に帰って、ネットで色々調べてみた。
「マンネリ打開策」「もう一度ラブラブになるには」「彼をドキッとさせる仕草」などなど、検索履歴がそれでいっぱいになるくらい調べた。

その①
【ボディータッチを増やす】

『あっ、ねぇ今度この水族館行かない？』

雑誌を見せながら、イェソナの太ももに手を置いてみる。
腕にもたれてみたりして。

『ねっ、良くない？』

「んー、休み取れたらな。ってかベタベタ何？」

その②
【嫉妬させる(誘いを断る、他の男性を褒める、他の男性と楽しそうに話をする。などなど)】

「そうだ、来週夜空いてんだけどどっかご飯行く？」

『！行－－－(ダメ、断らないと！)…けないや、ごめん。上司と約束あって』

「上司って、男？」

『(おっ、気になる感じ⁈)うん、前からご飯誘われてて。あっ、でも2人きりじゃないよ。同期の子もいるから』

「ふーん…」

『頼りがいあってね、男らしいんだぁ。スーツ姿もバッチリ決まってるし、上司って嫌なイメージあるじゃない？でもすっごいいい人なの！部下でも関係なく仲良くしてくれるの』

「いい人じゃん。会社にそんな人がいるなら楽しそう。安心だな^^」