SJ...Sweet story... (ページ23)

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「…よし、出るか」

『うん。美味しかった、お腹いっぱい^^』

店を出て夜風に当たりながらゆっくりと歩き、
お酒でも飲みに行こうかってなって、近くのバーに入った。
カクテルを飲みながら話をして、少し会話が途切れてもそれが店の雰囲気に合っていて心地いい。

「何か今日人多いな」

『そうだね。週末でもないのにね』

そのほとんどがカップルで、みんな幸せそう。
それにしてもヒチョル、いつもより喋るなぁ。まさか酔ってる？

お酒もほどほどに店を出て時間を見ると11時前。

『そろそろ帰ろうか。明日も仕事でしょ？私も朝早いの、早めに寝なきゃ』

「ん、じゃあ家まで送る」

『いいよ、ヒチョルが遠くなっちゃうじゃん』

「俺の優しさを断るってか？」

『いや…；じゃあ、お願いしようかな^^』

何故かどんどん不機嫌になっていくんだけど…。
家までの15分ほどの間、ほぼ喋らないヒチョル。さっきまでよく喋ってたのに；
私が話しかけても返事だけで明らかに不機嫌オーラを出してる。
どうしたものかと悩んでいるうちに家に着いた。

『ヒチョル、何で喋ってくんないの？怒ってる理由がわかんないよ』

「…何でわかんねぇの？」

『わかんないもんはわかんないよ；さっきまで楽しそうに笑ってたじゃない』