1話 ページ2
期待と不安でいっぱいの入学式。
入学式という飾られた看板の周りに集まり写真を撮る新入生の保護者。
そんな中を私は通り抜けまっすぐに指定された教室へ。
友達といる生徒は騒ぎたて、一人でいる私の孤独を感じさせる。
たくさんの人が集まる教室で私は緊張と不安のせいか気分が悪くなり教室の隅で静かにうずくまっていた。
すると突然私に誰かの影が被さった。
驚いて顔をあげると知らない男の顔がある。
?「大丈夫ですか?気分悪いですか?」
そういう彼の顔は整っていて男子との関わりがあまりない私には見とれるほどだった。
私は気分の悪さも緊張も忘れ彼を見ていた。
?「…?どうかしました?」
『あ、いえっ、!だ、大丈夫です、少し気分が悪かっただけで、もう大丈夫なので、ありがとうございます』
?「なにナンパしてんの!そんなことしてないで行くよ!」
そう言って来たのはこれまたとても顔立ちの整った女の子だった。
?「ナンパしてねぇしっ!!んじゃ、体調気を付けてね!」
そういうと二人の美男美女はいってしまった。
私は自分の顔に熱が集まっていることに気がついた。
彼らの姿を目で追う。
手を引いていくその様子はまるで付き合っているかのよう。
いや、そうなのかもしれない。
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作者名:ゆめ・ののからす x他1人 | 作成日時:2019年2月7日 18時