エピソード38 "勧誘" ページ40
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足に巻かれた包帯を噛みちぎった後
痛む腹の傷に顔を歪ませ
痛む足を庇いながら城の出入口に向かうと
「…あぁ、今日満月か…」
月明かりが当たらない所で足を止めた
ウソップ「はっ！？パル！？」
「…皆…いる…。」
ウソップの声でパルに気づいた皆が寄ってくる
ルフィ「お前も重症だな！
はっはっは！」
「…笑い事じゃねぇよ…」
ゾロ「…どうした？
その包帯」
「あー。色々あって…」
ルフィ「なぁ、パル。
トナカイ見なかったか？」
「いや、見てないけど」
(外にいるんだよなぁ…)
微かに感じるチョッパーの匂いは外から入ってくる風に乗ってくるものだった
ルフィ「くっそぉ、どこ行ったんだ？」
パルの言葉を聞いてまた外に出るルフィ
ゾロ「…。」
傷を庇うように座ったパルを見て優しく頭を撫でるゾロ
ルフィ「おぉーーーーい！！！
トナカイィーー！！！！
一緒に海賊やろぉ〜〜！！」
(…勧誘してんのか。)
そんなルフィを見て
ここにいろ。
とゾロとウソップが外に出ていく
ウソップ「おい、ルフィ。
もう諦めろよ
こんだけ呼んで探しても出てこねぇんだ」
ゾロ「海賊になんてなりたくねぇんだよ。
あいつは」
ルフィ「それは違うぞ！
俺はあいつを連れて行きてぇんだ！」
ゾロ「だぁから！
それはお前の都合だろうが！！！」
ルフィの様子を見て風の匂いを嗅ぐパル
(…近くには来てるのか。)
するとどこから来たのか現れたチョッパー
ルフィ「おい！お前！
一緒に海賊やろー！
なぁ！」
チョッパー「無理だよ」
ルフィ「無理じゃないさ！
楽しいのに！！」
ウソップ「いや、意味わかんねぇから！」
チョッパー「だって…
だって、俺はトナカイだ！
角だって！
蹄だってあるしっ、
青っ鼻だしっ！！」
「…」
チョッパー「そりゃあ、海賊にはなりたい
けどさっ
俺は人間の仲間でも無いんだぞ！？
化け物だしっ！
俺なんか、お前たちの仲間になんかなれねぇよ！」
「化け物…か」
ナミ「…パル？」
「なぁ
チョッパー。」
チョッパー「お前…！」
痛む傷に耐えながら立ち上がったパル
誰も何も言わず、ただ彼の言葉に耳を傾けた。
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名無し20605号(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！！ チョッパーに会う前にナミが熱出す話を、パルが熱出すお話しに変更したやつを読んでみたいです💦 (2022年3月4日 13時) (
レス) @page26 id: fc8144090d (このIDを非表示/違反報告)
穹（そら）(プロフ) - ハルルさんこんにちは。この作品めっちゃ好きです！パルがカッコいい！可愛い！応援してます。更新等頑張ってください！！ (2022年2月3日 8時) (レス) @page9 id: 258c806833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルル x他1人 | 作成日時：2022年2月2日 7時
