エピソード33 "肉食のうさぎ" ページ35
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「んーっ」
心配そうにパルを見るサンジを横目に体を伸ばすパル
サンジ「おい、平気か？
もし何かあるんだったらここに残っても…」
「平気…
ってどっか行くのか？」
サンジ「あぁ、お前寝てたのか…
山を登るんだよ。
医者が山のてっぺんにしか居ないんだと」
「俺も行く」
サンジ「よし、んじゃあ早く行こう。
外でナミさんとルフィ待ってるから」
寝ぼけてフラフラな体をブルブルし目を覚ます
(この首元の痒み…見てもらわねぇと)
じわじわと痒くなってくる首元を無視して外に出ると
ルフィ「お、来たかパル」
息の荒いナミをおぶったルフィとそれを心配そうに見守るウソップとビビ
ウソップ「まさかパルまで行くのかよっ！？」
「あぁ、俺も行く
…楽しそうだし」
ニッと笑うパルにウソップとビビは頭を抱えた
ウソップ「お前だけはまともだと思ってたよ…」
「…？」
ドルトン「本気で行くなら止めるつもりはないが…
せめて反対側の山から登るといい
ここからのコースには"ラパーン"がいる
肉食の凶暴なうさぎだ
集団に出会したら命はないぞ」
ルフィ「うさぎ？
でも、急いでるんだ…平気だろ？
なぁ？」
サンジ「あぁ。
蹴る！」
ドルトン「蹴るって！？
馬鹿なっ…！？」
ドルトンの言葉を遮ってウソップに撫でられていたパルが笑う
「はっ、肉食のうさぎ…？
俺は狼だ。
そんなヤツら…
俺が喰ってやる」
ドルトン「そういえば…君…」
ルフィ「そうだな！パルも居るし大丈夫！
じゃあ行くかサンジ、パル！
ナミが死ぬ前に！」
サンジ「縁起でもねぇこと言うんじゃねぇ！
このクソ野郎！
パル行くぞ！」
「じゃ！また後で！」
先に走り出したルフィとサンジを追うようにパルも走り出した
積もった雪には2人の足跡と1匹の足跡が綺麗に残った
ドルトン「ほんとに大丈夫か？」
ウソップ「まぁ、あの3人は大丈夫だが…」
ビビ「問題はナミさんの体力がついていけるかどうか…
無事に着けるといいけど…」
.
ルフィ「ちょっと寒くなってきたな。風が出てきた」
サンジ「つーかお前なんで素足なんだよ！
見てるこっちが痛てぇだろ？」
ルフィ「そりゃ、俺のポリスーだ！」
サンジ「ポリスーってなんだよ！
ポリシーだろ！」
(…？なんの匂いだ？)
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名無し20605号(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！！ チョッパーに会う前にナミが熱出す話を、パルが熱出すお話しに変更したやつを読んでみたいです💦 (2022年3月4日 13時) (
レス) @page26 id: fc8144090d (このIDを非表示/違反報告)
穹（そら）(プロフ) - ハルルさんこんにちは。この作品めっちゃ好きです！パルがカッコいい！可愛い！応援してます。更新等頑張ってください！！ (2022年2月3日 8時) (レス) @page9 id: 258c806833 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルル x他1人 | 作成日時：2022年2月2日 7時
