【男主】6人目はふわふわ系元ヤンイケメン男子【コムドット】5

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「で、そしたら後ろから」


「Aくん…ねぇ、Aくん」


「って笑」




《何？何の話？》
《怖い怖い》
《めっちゃこわい》
《声掛けてくんの！？》




「なんで私の事見てくれないの？って」

「めっちゃボソボソ喋ってんのよ」


「さすがに怖すぎてさ」


「後ろ振り返ったのよ」




《なんで振り返るの！？》
《怖っ》
《いや、もう怖いしか出てこないわ》




「そしたらね…笑えぇ、笑カッターをね？持ってまして笑」




《怖いって！！！》
《ガチ怖いやん》
《えぐっ、怖っ》





「さすがにさ、もう怖くってさ、走ったの」


「そしたら着いてくんのよ！後ろ笑」




《いや、ほんとに怖い笑》
《怖すぎて無理》
《それ体験したAくん、ほんとすごい》




「で、咄嗟に電話で先輩に電話かけて。」


「ガチやばいから助けて！って笑笑」




《笑い事じゃない笑》
《今この話できるってことは何も無かったんだね…》





「んで、俺もうお酒飲んでるしそんな何時間も走れる訳じゃないから」



「スタミナ切れて捕まっちゃって…路地裏連れ込まれてさ」





《怖い怖い》
《いや、ガチ怖いやん》
《怖いしか出てこないんだけど》
《お酒飲んでなかったら…》




「好きなのになんで見てくれないの？って」


「一緒に死んで来世で一緒になろうね？って」


「もう人生諦めたよねその瞬間」


「あ、俺の人生終わったって」




「その、ストーカーが路地の出入口側にいて。俺はもう、行き止まりの方に居たから逃げ道ないし」


「そいつカッター持ってるし」


「もう、終わったわーって諦めたのよ笑」




《路地は恐怖でしかない》
《ゆっくりでいいよ。》






「そしたらさ、助けに来てくれた先輩がそのストーカーを後ろから羽交い締めしてさ笑」


「多分メンバーにも連絡してくれたんだろうね、みんな来てくれて」




《良かった…》
《先輩ヒーローだ》





「で、そのストーカーも捕まったし…誰も怪我してないしって言うので…笑」





《今は大丈夫ですか？》
《怖かったね…》
《いや、トラウマレベルだわ。》





「今はね、メンバーと先輩の過保護により守られてるので笑全然大丈夫です笑」



「ゆうまでさえ一緒に家まで帰ろうか？って言うんだから笑笑」





《メンバーが過保護になるのは分かるけど先輩も過保護になったの笑笑》
《Aくん元気そうでよかった…》






「まっ、ストーカーは…辞めてねって言うお願いですね。」

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