＿＿＿孤独 ページ1
.
「なぁなぁ、流星。…あんな子うちのクラスにおったっけ？」
「あー、A A？…俺もあの子の存在、最近になって知ってん。」
私の右の方から聞こえてくる
同じクラスの男子２人がコソコソ話す声。
まぁ…全部聞こえてますけどね。
とりあえず
関わって欲しくなくて
私は窓の外を見るようにして
視界から２人を抹消した。
そして…そっと瞼を閉じ
思考を停止させ
外部からの音も絶つ。
そうすれば
今みたいに
私の容姿をごちゃごちゃ言う声や
バカみたいに笑う声や
くだらない話をする声が
一切聞こえなくなって
自分だけの世界に入れるから……。
私なんか地味でいい。
私なんか
誰にも想われなくていい。
私なんか笑う資格ない。
私なんかが恋したら
きっと世界中が笑う。
だから、私は孤独のままがいい。
そうやって
今まで目立たないように
面倒なことが起きないように
私は孤独を愛しながら
ひっそりと生きてきたんだ。
それなのに………
「なぁなぁ、俺と友達になってや。」
私の孤独な世界に
ズカズカと土足で入って来た君は
笑顔がキラキラ眩しくて
私とはきっと住む世界が違うんだって
痛い程実感させられる…
そんな
とても美しい顔と心の持ち主だった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 546人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノンち - 小島さんありがとです♪本当に流星出してくれてありがとございますぅぅうぅ!新作みます! (2016年11月23日 23時) (
レス) id: 979ce0c890 (このIDを非表示/違反報告)
小島美奈(プロフ) - ノンちさん» いつもコメントありがとうございます！これからもノンちさんに気に入ってもらえるように頑張りますね＼(^o^)／ (2016年11月19日 10時) (レス) id: 62a826e404 (このIDを非表示/違反報告)
小島美奈(プロフ) - ミノんさん» 今更レスすみません！掛け持ちさんも大歓迎です＼(^o^)／これからも小島の小説をよろしくお願いします★ (2016年11月19日 10時) (レス) id: 62a826e404 (このIDを非表示/違反報告)
ノンち - コメント3回目のノンちです笑本当にありがとうございました!これからも応援してます! (2016年11月18日 20時) (レス) id: 979ce0c890 (このIDを非表示/違反報告)
だーりん - 神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃん神ちゃんがいいです！！ (2016年11月16日 21時) (レス) id: 00dad2f643 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小島美奈
| 作成日時：2016年10月29日 0時
