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パンパンパン(ほっぺを叩く音)
うーん
まあまあ痛いけど
なんかよくわかんないんだよな
もうちょっと強めに叩いてみるか
と、両手を上げたその時だった
JM「ちょっと！
何してんの！
自虐行為は絶対にダメ！」
ジミンちゃんに止められてしまった
『自虐行為なんて大袈裟な笑
私はただ夢か現実か確かめたかっただけ』
JM「夢か現実？
そんなの現実に決まってるじゃん！」
そう言ってすかさず頬を叩こうとする私の手を
握って阻止してくる
『ちょ、ちょっと！』
JM「ほら僕の手を握って！
そしたら現実だって分かるから」
ちょっと、ますます分からなくなるじゃんか涙
でも私い、今ジミンちゃんに手を握ってもらってるんだよね…
夢の中だけど、尊い！
この前の握手会、外れちゃったから
今こそ堪能するべし！
ちょっと失礼しますっ！
心拍数を上げる心臓をよそに
握られている手に視線を落とす
わあああジミンちゃんの手だ！
モッチモチ！
綺麗な手だなあ
って…ん？
なんか私の手シワッシワなんですけど
『なんだこれ』
ついアホらしい声が出てしまった
TH「なんだこれってこれはスマホだよ笑笑
ス・マ・ホ！
ばあちゃん何言ってんの笑笑」
スマホを片手にやってきたテテにすかさずディスられる
うん、そういうことじゃないんだけどな
何気に言い方ムカつくし怒
流石に私でもスマホぐらいわかるわ！
思わず半笑いの彼をキッと睨んだ
TH「ん？」
でもそんなこと彼は全く気にしていないようで
TH「ねえAばあちゃん、セルカ撮ろう！」
その彼の四次元っぷりに呆気にとられる
『…うん』
とりあえず返事をした
TH「ここ(レンズ)を見るんだよ？」
『はいはい。(だから知ってるってば…)』
TH「じゃあいくよ！
せーのっキムチー！
ってばあちゃんもっと笑ってよおお
ねえ、ばあちゃんってば、聞いてる？」
『…』
携帯の画面に映る自分の姿に愕然とする
白髪まじりのグレーな髪に
所々たるんだ、これまたシワッシワなお顔
これガチのやつじゃん…
私ガチで歳とってるやん…
まさかの展開に
私のカッタい脳みそはついていけなかったのか
バタン
またまた気絶してしまった
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作者名：のんた。 | 作成日時：2020年1月7日 11時
