ただのケアマネージャーなんで。 3【桃】

トリコ。＊side望 ページ49

望「♪君だけはっはなっさっなーい」

『トリコ？』

望「そう♡
　 これ一緒にしよ！！」

『若いなぁ…』

望「俺らまだまだ若いで？実際」



Aは昔ダンスしててしかもうまいから1回動画見せたら覚えた。
俺側も覚えてて教えてくれた。

その能力ください！！



『神ちゃん動画撮ってー』

神「ええよー♡」

望「なんで神ちゃん？」

『推しだから。』

望「泣いていい？」

『今から踊るんでしょ、笑顔笑顔』




渋々神ちゃんに動画撮ってもらって
確認のため2人で画面を覗き込む。




♪どーきーどーきー瞳もー ポロポロ溢ーれる雫もー
　抱きーしーめーてーみせるーよー 君が欲しいからー
　キーラキーラえーがくーみらーい どんどんすーぎるー今ー
　ゆーめーは かなうっかなー
　そんな君が好きー



俺は両手で顔を覆い天を仰いだ。



望「愛しいの極み…」

『身長差すごいね』

照「かーわーいーいー♡」

重「そんな君が好きー♡の笑顔やばぁぁぁ！！！！！」

淳「丸1日見れるわ」

神「リアルに毎晩寝る前見よ」

濱「神ちゃん加工で右だけ切り取ったやつ送ってくれる？」

流「好き」

望「おい！！！」




踊ってるときから視線は感じてたけどお前等ほんま！！




望「Aは俺のトリコやの！！」

『そうなの？』

望「ちゃうの！？」



背中を向けて歩き出すAに
半泣きで肯定を求める。



『望が私のトリコなんでしょ？』



そう振り返りながら笑う

あなたのトリコ。

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