ただのケアマネージャーなんで。 3【桃】

大阪 ページ15

望「大阪行こう！！」

『は？』



今日の仕事は午前中で終わり。

片付けをしてると望が急に大声を出した。



望「服とかいるもんは全部向こうで買い揃えるから！！
　 じゃあみんなお疲れー！！」


お気づきですか？

そう、拉致られました。



こいつ何故私が明日オフだと知っている…



IN新幹線。



『あんた私がこの後予定あったらどうするつもりだったの…』

望「ないの知ってたもん。」

『なんで？』

望「内緒♡」



ストーカー怖えー…


大阪到着。



望「じゃあ行こう！！」

『どこに？』

望「俺の実家！！」

『え？』

望「俺の実家！！」

『いや聞こえてないわけじゃなくて』

望「ふふ♡真顔可愛い♡」

『会話しよう望』



有無を言わさず連行。

見知らぬ土地だから下手に動けない…



望「ただいまー」

『お邪魔します…』

母「おかえり…
　 あらまぁぁぁこんな可愛い子やったん！！
　 あんたの好きな子！！」

望「せやで、世界1可愛いやろ」

母「ほんま、望とお似合いやわぁ♡
　 遠慮せんとあがってや、疲れたやろ？」

望「荷物置きに来ただけやねん、すぐ出る」

母「デートかいな、ふふ。
　 楽しんどいで♡」



玄関に荷物を置かせてもらった。

どこ行くんだろ…



望「晩飯いらんから。
　 明日の朝飯は食べる。」

母「分かったで、Aちゃんもやんな？」

望「おん」

『いや、そんな悪いです』

母「気にせんとってや、おばちゃんのご飯美味しいで♡」

『…じゃあお言葉に甘えて。
　楽しみにしてます』



…ん？

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