ただのケアマネージャーなんで。【桃】 (ページ40)

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22歳初の＊side望ページ40

『ちょっと！！
　今絶対変な顔してた私！！』

望「してへんて。
　どんな顔も可愛いから大丈夫♡」

『もー！！』

ポカポカ殴ってくるけど、可愛いだけ。

あーなんて幸せなんやろ。

望「A。」

『ん？』

望「大好き。」

『…ふふ、22歳初めての大好きもらっちゃった。』

笑って誤魔化しても分かるで。

今ちょっとドキッとしたやろ？

膝抱えて下向てるけど、耳赤いの見えてんで。

最初んときは動じもせえへんかったのに。

それは俺の事意識してきてくれてるってことやんな？

俺、今年もまだまだ頑張るから。

望「22歳のうちにAが振り向いてくれますように！」

『私の前で言わないでよ』

望「Aに隠し事なんてできひんもん」

後ろからそっと抱きしめる。

耳元で、甘く、

望「生まれてきてよかった。
　俺、Aに出会うために生まれてきたんや。

　 …早く好きんなって。」

甘く、囁いた。

Aの手が恐る恐る俺の腕に添えられる。

え？

『生まれてきてくれてありがと。
　いつも、私の事大事に考えてくれて
　好きって言ってくれてありがと。

　……………のん。』