ただのケアマネージャーなんで。【桃】 (ページ38)

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サプライズページ38

2人で夜ご飯を食べて、ケーキを食べた。

私はケーキを1ホールの7/8食べた。望引いてた。

2人で洗い物をして、コーヒーを淹れてソファに座る。

ふぅーと一息ついてほっこり。

望「飯美味かったわありがと。
　ケーキも美味かったなー、俺のマジパン可愛かったし」

『どういたしまして。
　ケーキ美味しかったね、望のマジパン不細工だったけど』

望「モデルAなんやで？
　不細工なわけないやん」

『望の美的センスはどうなってるんだろうね』

そう笑っていると、望も微笑んで
でも少し真剣な目つきで。

望「A、今日は1日ありがと。
　ほんまに楽しかったし、幸せやった。
　今までで1番いい誕生日やった。」

『ふふ、こちらこそ大事な日をくれてありがと。
　たいしたことしてないけど、そう言ってもらえると嬉しい』

望「そんなことない。
　ネックレス、大事にするから。
　やから…」

望がふいに目の前に来る。

望「これも、大事にしたって？」

気づいた時には私の首にネックレスがつけられていた。

私が今日望にプレゼントした、ペアの。

『これ…』

望「Aがラッピングしてもらってるときに買ってもーた。
　俺の誕生日のお願い聞いてくれる？
　 …それずっとつけてて欲しい。」

『…またそういう言い方して。
　望の誕生日なのに、私貰ってばっかだよ？』

望「うん、誕生日やしお願い聞いてくれる？」

『…もう。
　……ありがと。』

こんなことされたら、
ちょっとだけ、気持ちが揺れちゃう。